プロナビ

カラー電子ペーパータブレット「BOOX TabUltraC Pro」の出来は最高 値段と実用性のバランスを見いだせるかがポイントか「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/3 ページ)

» 2023年12月01日 16時46分 公開
[石黒直樹ITmedia]

 大の電子ペーパー好きの私。これまでもいくつかレビューをしてきました。

→・スマホサイズの電子ペーパー端末「BOOX Palma」を試す 片手読書も快適、だがあと一歩の惜しい点も

→・カラー電子ペーパーは“メモ活用フロー構築”で強い! ペンも秀逸なAndroidタブレット「BOOX Tab Mini C」

→・“自炊派”が7型電子ペーパー端末「BOOX Page」を試す 読書ワークフロー構築のススメ

 特に電子ペーパーの中でも「BOOX」シリーズには注目しており、11月には最上位機種となる10.3型「BOOX Tab Ultra C Pro」が発売されています。

 実は、ここ1年ほどで白黒電子ペーパーの「BOOX Tab Ultra」、カラー化された「BOOX Tab Ultra C」(以下、Tab C)と意欲的な新モデルが続々と発売されています。そして今回、BOOX Tab Ultra Cをさらにパワーアップさせたモデル「BOOX Tab Ultra C Pro」(以下、Tab C Pro)が発売されました。

 少しでも快適さを求める私は、発売の度に買い換えてきました。しかし、さすがに「発売のペースが早すぎるのでは……」とも感じます。この先、すぐに「BOOX Palmaのような“ファンクションボタン”搭載端末が発売となります!」とかになった日には……。

 ひとまず、Tab C Proについては今回も入手しました。しばらく使用しましたので、前モデルTab Cとの違いも見ながらレビューしていきます。

photo 最近の発売頻度に異議はあれど、端末は非常に素晴らしいです

 この手の電子ペーパーは、まずは電子ペーパーの特性をよく理解していることが前提です。それを踏まえて活用する形が見いだせれば、Tab C Proは文句なくオススメできる端末です。ただし、Tab Cなど最近の端末をお持ちであれば、よほど納得のいく違いがない限り買い換える必要はないかなと感じました。それくらい、最近発売された端末はどれも快適に使うことができます。

photo

著者:石黒直樹(いしぐろ なおき)

ITコンサルを手掛ける(株)グロリア代表取締役。15年勤めた前職の野村総合研究所では、高い品質が求められる金融系システムを担当。大規模プロジェクト、開発、保守、運用など、情報システムに関するさまざまな経験の他、マネジメントや要件定義、システム設計、プログラミングといった知識も持つ。現職では大企業、中小企業、個人事業主と規模を問わず、自身のノウハウ全てを使って企業や組織のITを支援している。大のガジェット好きで、常に仕事にうまく生かせないものかと考えてしまう癖がある。モットーは「神は細部に宿る」。2児の父。主な著書に『情シスの定石』『図解即戦力 システム設計のセオリーと実施方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(いずれも技術評論社)。連載:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記


端末自体の出来は申し分なし

 BOOX Tab Ultraから続く、ほぼ違いのない見た目、反応の良い十分な処理性能。最大2TBのmicroSDメモリーカードにも対応します。専用スタイラスペンもあり。そして専用キーボードとトラックパッドも用意されました。ハードウェアとしては隙がありません。

photo フル装備状態。まるでPCみたいですね

 ソフトウェアも洗練されています。Android 12を搭載しているので、そうそう動かないアプリはないでしょう。10型の画面を生かす2画面分割も簡単に設定できるので、本+ノートといった表示設定も簡単です。

photo コントロールセンターから分割画面を選ぶのみです
photo 左にテキストエディタ、右に手書き画面と、多様に使えます

 ただし、高性能化もあってか端末価格は高くなりました。円安の影響もありますが、本体価格は10万9800円(税込み)で、専用キーボードは別売りです(キーボード付きケースセットならお得に購入できます)。

 この価格帯の電子ペーパー端末を購入するのは、利用用途がはっきりとしていないと難しいものがあるでしょう。

 なお、電子ペーパーを体験したい方であれば、もっとリーズナブルな価格帯の端末がBOOXシリーズにあります。端末サイズも含めて検討してみてください。最新世代の端末であれば、どれも申し分なく利用できることでしょう。

photo 電子ペーパー好きなのでついいろいろと手を伸ばしてしまいます
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月16日 更新
  1. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 「Steam Machine」などは2026年内発売に? 一方でSteam Deck OLEDは値上げ/Microsoftが新プラン「Microsoft 365 E7」を提供開始 (2026年03月15日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  6. 新生活の自作PC予算は「20万円強」が新常識に? 価格高騰下のアキバで聞いた2026年春のトレンド (2026年03月14日)
  7. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  8. Apple「Mac Studio」の512GBメモリ構成が消える 256GBオプションも18→30万円に値上げ (2026年03月09日)
  9. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  10. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年