「Magic Keyboard」とそっくりで激安1万9800円!? iPadで使える保護ケースと一体のキーボード「GeeMagicKey」を試してみた(2/3 ページ)

» 2024年01月12日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

キーボード部はMagic Keyboardと同等で追加キー列もあり

 キーボード部について見ていこう。キー配列はUSタイプで、今回試用した12.9インチ用モデルについては、下5段の配列はMagic Keyboardと全く同じだ。キーごとに多少の幅の違いはあるが、US配列のMagic Keyboardとの差は意識せずに使える。

 もともとMagic Keyboardの12.9インチモデルはキー配列に無理がなく、横幅が狭いなどおかしなキーもない。またキーピッチも約19mmと十分にあるので、入力していてストレスはない。US配列になじめるかだけの問題だ。

 また本製品は最上段にもう一列、画面の明るさ調整や音量調整、メディアのコントロールやキーボードバックライトの調整を行うためのキー列が追加されている。これはMagic Keyboardにはない、本製品の強みということになる。キーボード上の配置はやや奥まった位置にあるが、タイピング時にiPadの縁に干渉することもない。

GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ キーはUS配列で、最上段にメディア関連のキーが配置されている。下部5段の配列は、Magic Keyboardと同じだ
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ Enterキーの形状などを見ても、日本語JIS配列とは大きく異なることが分かる。右上には電源キーがある
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 最上段のキーは、Magic Keyboardにはない本製品のオリジナルとなる。左端のホームキーは利用頻度も高い
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ キーピッチは約19mmあり十分だ
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ キーストロークも薄型としては健闘している
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 無理なキー配置や変則ピッチのキーもなく、タイピングは快適に行える
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ バックライトを搭載している。明るさ調整はセンサーではなく、最上段にあるキーを用いて手動で行う

 キーボード手前のトラックパッドについても、約10(幅)×5(高さ)cmと、純正のMagic Keyboardと同等のサイズがある。このあたり、Bluetooth接続であること以外は、とにかくMagic Keyboardに仕様を近づけて、場合によっては機能面で上回れるよう、設計に配慮していることが伝わってくる。

GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ トラックパッドは幅が約10cmある。これはMagic Keyboardと同等だ
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 縦方向は約5cmある。こちらもMagic Keyboardと同じサイズだ

 一方、実際に使っていて多少気になったのはマグネットの吸着力だ。Magic Keyboardでは、置き場所を移動させようとしてうっかりiPadの縁に手を掛けてしまい、パネルから外れてiPadが落下するというミスをやりがちだが、本製品はマグネットの吸着力がそれほど強くなく、こうしたうっかりミスによる落下が起こりやすい。

 今回組み合わせた第5世代12.9インチiPad Proとの相性にもよるのかもしれないが(iPad Proは世代ごとにマグネットの位置が微妙に異なり、組み合わせによっては外れやすい場合がある)、iPadをキーボード面に落下させるとキーにダメージが加わるので気をつけたい。通常に使っていて不意に外れるほど吸着力が弱いわけではないが、注意するに越したことはない。

 なお、バッテリーの残量はiPad本体側では確認できず、キーボード右手前にあるLEDのステータスでのみ判別が行える。LEDの個数で残量を表すのではなく、電源ボタンを押した時の点滅スピードで判別するという、かなり分かりづらい仕組みだが、今回の試用期間中に繰り返し使っていると慣れてきたので、そうネックにはならないと考えられる。

GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ フローティング状態になっているiPadのこの部分を引っ掛けると、簡単に外れるので要注意だ
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ バッテリーの残量は、キーボード右下にあるLEDの点滅スピードで判別する

 これはMagic Keyboardにも言えることだが、保護カバーとして見た場合、iPadの表と裏はがっちりガードされているものの、側面についてはガラ空きなので、水滴などの浸入には弱く、角から落下させた場合の保護性能もあまり期待できない。このあたりは割り切りが必要な部分だ。

GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 閉じた状態で左側面から見たところ。構造上、側面は保護されておらずガラ空きだ
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 右側面。付け根に相当する部分(写真では右上)がやや浮いていることが分かる
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 正面。ここもガラ空きの状態だが、Apple Pencilをそのまま吸着できる
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 背面のみ、シリンダー部によってiPadの側面が覆われている
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ 四隅は露出した状態なので、落下などの衝撃にはあまり強そうではない
GeeMagicKey Gloture iPad用キーボード Mafic Keyboard 12.9インチ 11インチ 10.9インチ カメラについてはきちんと保護されるので安心だ

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