キーボードはスペック上だと日本語配列となっており、キートップにはカナ表記も見られるが、実態は英語配列に近い不規則な配列というのが正確だ。
Enterキーは横長で、その直下にあるはずの右Shiftキーが省略されてカーソルキーがあったり、Enterキーの真上に「む」キーがあったり、「ろ」キーが最下段の左カーソルキーの隣に配置されていたりと、カナ入力のユーザーにはかなり厳しい並びだ。
またEnterキーの右側にキーが配置され、電源ボタンもDeleteキーの右側にあるなど、ミスタッチを誘いやすい部分も気になるところで、慣れが必要になる。
一方でキーピッチは実測で19mm、キーストロークも1.5mmはあるのでタッチ自体は悪くなく、スペースバーも90mmと長いのは好印象だ。ただし、キー入力時にカチャカチャと耳障りなノイズが発生するので、静かな環境での利用は不向きだろう。
バッテリーの容量は38Whで、パッケージには専用端子を備えたACアダプターが付属する。小型で持ち運びやすく、ケーブルも約1.9mと十分な長さがある。ただし、同社のWebサイトやパッケージには出力が12V/2Aとの表記があるが、実機は12V/3A(36W)だったので注意したい。
保証対象外の行為となるが、12本のネジを回して底面カバーを外すと内部にアクセスが可能だ。内部はかなり余裕があり、M.2 2280サイズのSSDも換装できるのが分かる。標準装備のSerial ATAタイプのSSDに加え、NVMeタイプのSSDも装着可能なので、サポート対象外の行為ではあるが将来的なパワーアップも考えられそうだ。
メモリはオンボード実装なので増設や換装は行えない。
余談だが、本機の起動時にはRWCのロゴと共に「Powered by CHUWI」(ツーウェイ)の表示がある。「設定」画面の「システム」→「バージョン情報」を確認すると、製造元にも「CHUWI」の表記があるので、同社が製造を行っているようだ。
それでは最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。
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