PCデスクにサウンドバーはアリなのか? 10万円切りの「JBL BAR 800」で使い勝手を検証してみた今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(1/3 ページ)

» 2024年01月23日 16時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ハーマンインターナショナルが2023年10月に発売した「JBL BAR 800」は、5.1.2ch対応の完全ワイヤレスサラウンドシステムだ。

 JBLブランドからは、7.1.4chの上位モデル「JBL BAR 1000」も発売されているが、BAR 800はBAR 1000の「完全ワイヤレス・リアスピーカー」を継承した「完全ワイヤレスサラウンドシステム」のエントリーモデルに位置付けられている。

 BAR 1000が14万3000円(税込み、以下同様)とそれなりに高価なのに対し、BAR 800は販路が同社直販や一部ECサイトのみとなるものの、9万9990円と10万円を切る価格設定になっているのが魅力だ。

 こういった製品はリビングにある大画面TVの前に設置し、リアスピーカーをソファーの後ろに置いてホームシアターを構築するといった使い方が一般的だとは思うが、最近ではリビングにTVがないという人もいるだろう。また、ワンルームでの一人暮らしなど、そもそもリビングがない場合もあるかもしれない。

 今回は、そういった人でもサウンドバーは利用できるものなのかという検証の意味も込めて、あえて机上に設置してPCとの接続を試した。

JBLの5.1.2ch対応サウンドバー「JBL BAR 800」 JBLの5.1.2ch対応サウンドバー「JBL BAR 800」。今回は、あえて机上に設置して試してみた

サウンドバー+リアスピーカー+サブウーファーのセットモデル

 JBL BAR800は、サウンドバーと充電式のリアスピーカー2基、サブウーファーのセットだ。リアスピーカーはサウンドバーの左右に装着して利用することも可能で、サウンドバー本体には前方に6基、天面に2基の計8基のスピーカーを内蔵している。リアスピーカーが各1基、サブウーファーが1基の計11基のスピーカーシステムとなる。

JBL BAR 800は、サウンドバーとワイヤレスのリアスピーカー、サブウーファーの組み合わせだ。計8基のスピーカーを搭載する5.1.2ch対応のサラウンドシステムとなっている。総合出力は720W(サブウーファーは300W)だ

 リアスピーカーはサウンドバーに装着すると充電されるが、個別にUSB Type-C端子経由で充電することもできる。また、取り外した際に端子を隠せるようにサウンドバー側、リアスピーカー側それぞれにカバーが付属している。

リアスピーカーは、サウンドバーの左右に装着して使用することも可能だ 分離式のリアスピーカーは、サウンドバーの左右に装着して使用することも可能だ
分離して使用する場合に、端子を隠せるようカバーも付属している リアスピーカーを着脱した状態(上)。端子がむき出しなので、付属のサイドキャップを取り付けることでカバーできる(下)。また、リアスピーカーには充電用のUSB Type-C端子も用意されている

 入力端子はHDMI ARC/eARC、HDMI、光デジタル出力とBluetoothに対応する。また、IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/axに対応しており、ChromecastやAirPlayからのキャストも行える。普通にTVと接続する場合は、HDMI ARC/eARCを使うとことになると思うが、今回はノートPCとBluetoothで接続してみた。

一般的な接続方法としては、HDMI OUT(ARC/eARC)をTVに接続することになるだろう 一般的な接続方法としては、HDMI OUT(ARC/eARC)をTVに接続することになるだろう。もう1つのHDMI INは、DVDやBlu-rayプレーヤーやゲーム機などをつなぐ際に利用する

 設置環境だが、机上に置くと流石に大きい。サウンドバー本体のサイズは約884(幅)×120(奥行き)×56(高さ)mm(リアスピーカーを装着した状態では、それぞれ1174×120×56mm)となる。筆者は38型ディスプレイを使用しているのだが、リアスピーカーを外した状態でもモニターの幅を超えている。このサイズを机上に置いて使おうという人はそうはいないだろうが、設置環境はかなり選びそうだ。

サイズ感が分かりづらいが、写真のディスプレイが38型で横幅が約730mmだ。モニターアームを利用してモニターを浮かせれば、もう少しおさまりは良くなるかもしれない。サンドバーの重量は約3.4kg、リアスピーカーは約0.65kg×2となる

 サブウーファーは約305(幅)×440.4(奥行き)×305(高さ)mmと、こちらも大柄だ。ちょっとしたデスクトップPCよりも大きく感じる。PCで利用する場合には、机の横に設置するか、机の下に入れることになるだろう。

サブウーファーのサイズも大きめだ。今回は机の横に置いて使ってみた サブウーファーのサイズも大きめだ。今回は机の横に置いて使ってみた。サブウーファーの重量は約10kgある。接続ケーブルは電源ケーブル1本だけだ

 続いて、セットアップしていこう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー