ボディーのサイズは、約197(幅)×458(奥行き)×418(高さ)mmだ。ATXなど汎用(はんよう)のフォームファクターではない専用設計なので、タワー型としてはコンパクトにまとまっているといえるだろう。
冷却に対する配慮も見逃せない。前面と背面に120mmのファン、天面には120mmの排気ファン2基を備えた240mm水冷ラジエーターを搭載している。前面にあるRGBリングの内側が大きく開いている他、サイドパネルの下部もハニカム状のメッシュパネルになっている。フレッシュエアーをしっかり取り込み、背面ファンと天面の水冷ラジエーターで効率的に排気できる設計だ。
さらに背面上部のレバーを引くと左サイドパネルが独立して外れ、内部のパーツにアクセスできる。グラフィックスカードがスクリューレスで外せるなど、メンテナンスもしやすい構造となっている。
Alienware Aurora R16は、CPU、GPU、メモリ、ストレージのカスタマイズ幅が広い。今回の評価機はCPUにIntel Core i7-14700KF、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)を搭載している。
Core i7-14700KFは、Intelで最新となる第14世代Coreプロセッサの中でも上位に位置するハイエンドモデルだ。性能優先のPコアを8基(16スレッド)、電力効率優先のEコアを12基(12スレッド)搭載しており、20コア28スレッドというパワフルな仕様となっている。
Processor Base Power(PBP)は125Wと、電力管理リミッターの上限が高く設定されている。第14世代のCore i7の中でもパフォーマンス志向のモデルだ。なお、CPU内蔵GPUは省かれているので気をつけたい。
PBPが125WのCPUでパフォーマンスを発揮させるためには、強力な冷却能力が必要になる。前述した通り、エアフロー効率の高いボディーと240mmラジエーターを搭載した水冷クーラーを採用しているため、不安はない。
NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)は、フルHD解像度(1920×1080ピクセル)なら最高クラスの画質、WQHD解像度(2560×1400ピクセル)であれば高画質設定でプレイできる描画性能をもつ。
次に、インタフェース回りを確認する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.