部屋で“映える”モダンデザイン! 第14世代Core搭載でマルチに使える「Alienware Aurora R16」の実力を検証(2/4 ページ)

» 2024年02月06日 12時30分 公開
[マルオマサトITmedia]

通気性の高い設計、メンテナンスも容易な独自ケース

 ボディーのサイズは、約197(幅)×458(奥行き)×418(高さ)mmだ。ATXなど汎用(はんよう)のフォームファクターではない専用設計なので、タワー型としてはコンパクトにまとまっているといえるだろう。

 冷却に対する配慮も見逃せない。前面と背面に120mmのファン、天面には120mmの排気ファン2基を備えた240mm水冷ラジエーターを搭載している。前面にあるRGBリングの内側が大きく開いている他、サイドパネルの下部もハニカム状のメッシュパネルになっている。フレッシュエアーをしっかり取り込み、背面ファンと天面の水冷ラジエーターで効率的に排気できる設計だ。

 さらに背面上部のレバーを引くと左サイドパネルが独立して外れ、内部のパーツにアクセスできる。グラフィックスカードがスクリューレスで外せるなど、メンテナンスもしやすい構造となっている。

photo 内部(左サイド)の様子。ATXなどの汎用(はんよう)フォームファクターではない専用設計のマザーボードを搭載している
photo 背面上部にあるレバーのネジをコインなどで緩めて後方に引くと、左サイドパネルのロックが外れる
photo 天面部はハニカム状に大きく吸気口が空けられている
photo 底部に吸気口はなく、ゴム足が設置されている

最新の第14世代Coreプロセッサを採用

 Alienware Aurora R16は、CPU、GPU、メモリ、ストレージのカスタマイズ幅が広い。今回の評価機はCPUにIntel Core i7-14700KF、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)を搭載している。

 Core i7-14700KFは、Intelで最新となる第14世代Coreプロセッサの中でも上位に位置するハイエンドモデルだ。性能優先のPコアを8基(16スレッド)、電力効率優先のEコアを12基(12スレッド)搭載しており、20コア28スレッドというパワフルな仕様となっている。

 Processor Base Power(PBP)は125Wと、電力管理リミッターの上限が高く設定されている。第14世代のCore i7の中でもパフォーマンス志向のモデルだ。なお、CPU内蔵GPUは省かれているので気をつけたい。

 PBPが125WのCPUでパフォーマンスを発揮させるためには、強力な冷却能力が必要になる。前述した通り、エアフロー効率の高いボディーと240mmラジエーターを搭載した水冷クーラーを採用しているため、不安はない。

 NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)は、フルHD解像度(1920×1080ピクセル)なら最高クラスの画質、WQHD解像度(2560×1400ピクセル)であれば高画質設定でプレイできる描画性能をもつ。

photo CPUはIntel Core i7-14700KFを採用している。最新の第14世代Coreシリーズの中でもパフォーマンス志向が強いモデルだ
photo 240mmラジエーターを搭載した水冷クーラーを標準で採用している
photo 外部GPUとして、NVIDIA GeForce RTX 4060 (8GB)を搭載している。現行ゲームタイトルをフルHD解像度の高画質設定でプレイ可能な性能を持つ
photo 評価機はショートサイズのグラフィックスカードを搭載していた
photo Alienware Command Centerではシステムの動作モードが選べる

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