35万円切りの2画面ノートPC「ASUS Zenbook Duo」は、デスクトップPCとしても抜群の使い勝手だ「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/3 ページ)

» 2024年03月04日 11時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]

 ASUS JAPANのノートPCにはさまざまな形態のラインアップがあり、その中でも2画面モデル「Duo」シリーズはかなりユニークです。以前にレビューした「Zenbook Pro 14 Duo」もその1つでした。私はデスクトップ環境で5つのディスプレイを使うほど画面の広さや使い分けにこだわりを持っているので、純粋にたくさん画面があるデバイスはワクワクします。

 そして今回、2024年モデルとして「ASUS Zenbook Duo(UX8406M)」(以下、Zenbook Duo)が発表されました。3月4日から予約を受け付け、13日に発売されます。価格は34万9800円(税込)です。早速、実機をいち早く試す機会を得たので、大きな特徴である2画面の機構を中心にレビューしていきます。

photo この姿を見ただけでも、他ノートPCとの違いを感じるユニークさがあります

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著者:石黒直樹(いしぐろ なおき)

ITコンサルを手掛ける(株)グロリア代表取締役。15年勤めた前職の野村総合研究所では、高い品質が求められる金融系システムを担当。大規模プロジェクト、開発、保守、運用など、情報システムに関するさまざまな経験の他、マネジメントや要件定義、システム設計、プログラミングといった知識も持つ。現職では大企業、中小企業、個人事業主と規模を問わず、自身のノウハウ全てを使って企業や組織のITを支援している。大のガジェット好きで、常に仕事にうまく生かせないものかと考えてしまう癖がある。モットーは「神は細部に宿る」。2児の父。主な著書に『情シスの定石』『図解即戦力 システム設計のセオリーと実施方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(いずれも技術評論社)。連載:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記


ユニークなモデルであってもパフォーマンスは十分に確保

 まずは本体のスペックから見ていきましょう。試用機はインテル「Core Ultra 9」を搭載しています。先日に試したHP Spectre x360と同じく、“AI PC”とブランディングされている最新のプラットフォームです。オフィス利用の用途であれば、正直オーバースペックともいえます。

 AI活用という意味ではソフトウェアがまだまだ追い付いていませんが、長く使うことを考えるなら、最新のCore Ultraシリーズを選ぶべきでしょう。メモリは32GB(LPDDR5X)を搭載しており、余裕があります。

 ディスプレイは14型のOLED(2880×1800ピクセル、リフレッシュレート120Hz)が2枚構成となっています。タッチ対応で、専用スタイラスペン「ASUS Pen 2.0」も使えます。

 インタフェースはThunderbolt 4(USB Type-C)×2基、USB 3.2(Standard-A)×1基、HDMI×1基、マイク/ヘッドフォンジャック×1基と、一般的なビジネス利用で困ることはあまりないでしょう。給電や充電もUSB Type-C(65W)経由で可能なので汎用(はんよう)性は高いです。

 あえて言うなら、「SDメモリーカードスロットがない」「スタイラスペンを収納する仕掛けがない」といったあたりでしょうか。個人的には完全なモバイル用途として利用するならSIMスロットも欲しいところです。

 バッテリー駆動時間はデュアルディスプレイ使用時で、公称値が約10.7時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0/Bluetoothキーボードなし/アイドル時)となっています。実際に使用した体感では5〜6時間といったところです。なお、ディスプレイは輝度を最大まで上げていました。使い方によってはもう少し長持ちしそうです。長時間持ち歩く場合は充電器(出力65WのUSB Type-C充電器が付属)を忘れないようにしたいところです。

 ポジティブに感じるところも多々あります。今までのデュアルディスプレイ搭載モデルはクリエイター向けを想定したものが多く、バッテリー持ちや排熱に悩まされることも少なくありませんでした。一般的なオフィス用途では不要なスペックであり、デュアルディスプレイが欲しいだけのケースでは手を出しづらいものだったのです。しかし、今回のZenbook Duoは、そうしたデメリットを解消してきたと感じます。

photo デュアルディスプレイを搭載してはいますが、キーボードを乗せた状態では普通のノートPCに見えます。重さは約1.65kgとなっており、ちょっと重いノートPCといったところでしょうか
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