35万円切りの2画面ノートPC「ASUS Zenbook Duo」は、デスクトップPCとしても抜群の使い勝手だ「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(3/3 ページ)

» 2024年03月04日 11時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

その他のモードは、あまり利用用途は思い付かず

 デュアルディスプレイであるがゆえのアイデアをASUS JAPANは提案しています。しかし、個人的にはそこまで強い魅力はないかなと感じました。もちろんこれは利用者次第かと思います。

 まず、横に置いて使うデスクトップモードです。本体の向きを変えれば自動で画面の向きも変わります。本体に厚みがあるため、垂直では自立させることもできます。しかし、縦配置のデュアルスクリーンモードとは異なり、特にスタンドは内蔵していないため不安定です。

 2つのディスプレイ間には段差があるため、この奥行きのズレは意外と気になりました。縦配置の場合だと段差はあまり気にならないのは面白いものですね。

 本のように使えるなとは思ったのですが、重さもあるので「そこまでして使うものでは……」といったところでしょうか。

photo 自立させた状態。 写真では分かりづらいですが、左側ディスプレイが少し奥まっています
photo 上から撮影したところ。排気口もあるため、それなりの段差です。段差は約1.3cmありました

 共有モードという、対面の方に向けてディスプレイの向きを変えるモードがあります。こちらもあって困るものではありませんが、相手との距離が近くなりすぎる感じがあり、使いどころに悩みます。ここはモバイルディスプレイの方が使い勝手がよさそうです。

photo 公式資料より。机に置く形になるので、どうしてものぞき込む形になります。より距離が近くならざるを得ません

 ノートPCモードの1つとして、下画面をバーチャルキーボードとする使い方もあります。物理キーボードが不要になるので軽くできるということだと思いますが、それならば普通の軽いPCでいいのではと感じてしまいますね。

photo 公式資料より。そもそもタッチパネルのキーボードはどうしても物理キーボードより操作性が劣ります

 もちろんこれらは全て付加機能です。使いづらければ使わなければよいだけです。機能があって困るものではありません。

デスクトップPCとしての利用が秀逸

 デュアルスクリーンモードに感銘を受けた私ですが、さらなる真打ちがデスクトップPCとしての利用でした。

 最近はノートPCをクラムシェルモード(画面を閉じて外部ディスプレイに表示)や、PCスタンドを使ったノートPCのディスプレイ+外部ディスプレイのように、デスクトップPCのように使う方法を目にします。しかし、Zenbook Duoであれば、2画面をフル活用したトリプルディスプレイのデスクトップPCとしての使い方ができます。

photo 外部ディスプレイが42.5インチなのでZenbook Duoが小さく見えますが、実用性十分な画面サイズです

 この使い方が素晴らしいのは、Zenbook Duoの本体表面が全てディスプレイであり、かつ頑丈なスタンドを備えているためです。外部ディスプレイ側がUSB Type-C給電に対応していれば、Zenbook Duo自体への給電も含めてケーブル1本で完結です。デスクトップPCとしての利用であれば、お気に入りのキーボードやマウスを接続して使えばいいでしょう。

 私自身、ノートPCの画面も生かそうと考えてノートPCスタンドを使ったことがあります。しかし、どうしてもノートPCのキーボード部分が邪魔です。場所も取りますし、デスクの見た目も好きではなく、結局はやめてしまいました。

 手持ちのモバイルディスプレイを追加で使うということもあるのですが、なかなかいいスタンドに巡り会えていません。スタンドがスペースを取り過ぎるか、安定性がないかのどちらかなのです。

photo 約7cmのスタンド幅でも安定して自立します。省スペースでも気兼ねなく配置して使うことができますね。スタンド自体は16cmくらいまで広げられます

真の“モバイル”も“デスクトップ”も、これ1台で実現

 デュアルディスプレイを求めてZenbook Duoを選択するのもアリですが、デスクトップPCとしての利用まで視野にいれると、一気に“唯一”の選択肢となります。本体スペックも申し分ありません。真の意味でモバイルもデスクトップも、これ1台で実現できると感じます。

 画面の広さは生産性に直結します。Zenbook Duoは、どこでも2画面を使える上に、デスクトップPCとして使う際もスマートにフル活用できます。唯一、モバイルを考えた時の「重さ」をどう判断するか、というところでしょうか。通常のノートPCとしても全く問題なく使用できる、間違いなくオススメできる1台だと感じました。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月31日 更新
  1. ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も (2026年05月29日)
  2. 片手で持てる55万円の超ハイスペックミニPC「MINIX ER939-AI」が登場! 夏向け冷却台の新製品も (2026年05月30日)
  3. 「実は社長を狙ってました(笑)」──元日本MS幹部が語るグーグル・クラウドへ移籍した理由と「伸び代しかない」日本のAI市場の今後 (2026年05月27日)
  4. デスクワークの疲労を“電動ストレッチ”でリセット 座面にファンを内蔵した次世代ワークチェア「Omni Pro」や大柄な人向け専用モデルがLiberNovoから (2026年05月30日)
  5. 鉄道運転シミュレーターが楽しくなる! 「ズイキマスコンPRO」(クラファン版)を買って使ってみた (2026年05月29日)
  6. スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す (2026年05月26日)
  7. 6台の機器を同時に急速充電できる「Anker Charger (112W, 6 Ports, GaN)」がセールで20%オフの3990円に (2026年05月29日)
  8. 所有しているのに、手元にないように感じる不思議さ ミニスパコン「NVIDIA DGX Spark」と過ごした1カ月 (2026年05月27日)
  9. ロジクール、エルゴデザイン筐体を採用したスタンダードワイヤレスマウス (2026年05月29日)
  10. 一部PCでWindows 11(バージョン 24H2/25H2)で5月のセキュリティ更新をインストールできない事象 今後の更新で解消予定(暫定回避策あり) (2026年05月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年