ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現もう待ったなし! Matterで広がる快適ライフ(2/4 ページ)

» 2024年03月28日 12時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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動作は3つのモードから選択

 ここからは実際の動作を見ていこう。先にも書いたが、FP2には人物の検出の他、転倒検出と睡眠モニタリングという3つの機能がある。ただし、この3つを同時に利用できるわけではなく、一度に利用できるのは1機能のみ。アプリからインストールして、機能を切り替える必要がある。

photo Aqaraアプリから動作モードを変更できる

 今回は、3つのうち「ゾーン検出」と「睡眠モニタリング」を試してみた。

ゾーン検出

 ゾーン検出は、FP2を使う上での基本的な機能だ。壁面に設置することで、最大40m2の範囲で検出が可能になる。

photo 各モードの設定時には、詳細なインストールガイドが表示されるので分かりやすい

 また、設置後に検出エリアの設定(領域管理)を行うのだが、これによって検出可能な範囲内であっても、設定したエリア以外では検出しないということも可能だ。

photo センサーの検知範囲を最大30のゾーンに分割できる。分かりやすいように、ドアやソファなどのオブジェクトも用意されている

 検出の通知はFP2の全エリアで行える他、エリア毎にも行える。例えば「バーカウンターに人はいるが、調理エリアにはいない」といったことを検知可能だ。なお、最大5人の動きを検出できるとのことだが、3人までの利用が推奨されている。

photo 人がいる/いないなどは、ゾーン毎に検出が可能

 このエリア毎の検出により、1台のセンサーだけで「リビングに人はいるがキッチンには誰もいないのでキッチンの照明を消す」「リビングのソファエリアには人がいるが、ダイニングテーブルには誰もいないのでこの部分だけ照明を消す」といったことを自動で行えるようになる。

photo 自動化も行えるので「リビングに人はいるがキッチンには誰もいないのでキッチンの照明を消す」といったことが可能になる

 ただし、このエリア毎の検出を使って自動化できるのは専用アプリ「Aqara Home」からのみだ。FP2自体は、Google HomeやApple HomeKitなどで利用できるが、検出できるのはエリア全体のみで、人の有無しか判断できなかった。

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2024年05月09日 更新
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