既報の通り、ハーマンインターナショナルが2月22日、JBLブランドからUSB Type-C接続の有線イヤフォン「JBL Tune 310C USB」が発売された。日本ではブラックとホワイトの2色展開で、直販価格は3850円(税込み)だ。
今回、同社から本製品のブラックモデルの提供を受けたので、その特徴をチェックしていこう。
JBL Tune 310C USBは、USB Audioに準拠するDAC(Digital/Analog Converter)を内蔵している。USB Type-C端子を備える以下のデバイスで利用可能だ。
デバイスのUSB Type-C端子に接続すれば、OS標準のデバイスドライバーがインストールされ、すぐに利用できる状態になる。気軽に使えることはありがたい。
パッケージにはイヤフォン本体の他、3サイズのイヤーチップ(S/M/L:※1)、保証書と安全シートが付属する。イヤーチップは、耳穴の大きさに合わせて変えるといいだろう。
(※1)出荷時はMチップがドライバーにあらかじめ取り付けられている
イヤフォンのケーブルは途中から「L(左)」「R(右)」が分岐するタイプだ。どちらがどちらかを判別するのは、ドライバーの付け根にある表記を見るのがオーソドックスだが、あまり目立たないため人にとっては見逃してしまうかもしれない。「スリーボタンリモコンがある方がR側」と覚えておくと、より判別しやすいだろう。
その名の通り、スリーボタンリモコンには「音量アップ」「再生/一時停止(受話/終話)」「音量ダウン」の3つのボタンを備えている。リモコンにはマイクも付いているため、スマートフォンでの音声通話やビデオ会議にも利用可能だ。
このイヤフォンのユニークなポイントとして、イヤフォンだけで「イコライザー(EQ)」を利用できる点がある。音量アップボタンと音量ダウンボタンを同時に2秒ほど押すと「Bass(低音強調)→Vocal(歌声強調)→Default(標準)」の3種類のEQがループするようになっており、イヤフォンを取り外しても設定は保存されるようになっている。
細かい設定は行えないものの、デバイス側にEQ変更機能がない場合に役立つだろう。
では、実際に使ってみてどうだったのか、所感を述べる。
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