Adobe Lightroomに生成AIを利用した削除ツール搭載 ワンクリックで不要なオブジェクトを除去

» 2024年05月21日 22時00分 公開

 アドビは5月21日、写真編集ツール「Adobe Lightroom」において、新機能「生成AI削除」のプレビュー実装(早期アクセス)を開始した。同日以降、モバイル版(iOS/Android)、デスクトップ版(Windows/macOS)、iPad版、Web版、Classic版(Windows/macOS)でアプリを最新版にアップデートすることで利用可能だ。

 なお、Lightroomでは同日から、新しいプリセットツールとして「「ぼかし(レンズ)」が追加される。これもモバイル版、デスクトップ版、iPad版、Web版、Classic版でアプリを最新版とすることで利用可能だ。

Adobe 「生成AI削除」の画面イメージ

生成AI削除機能の概要

 生成AI削除機能は、アドビの生成AIモデル「Adobe Firefly Image 1」を活用したもので、ワンクリック(ワンタップ)で写真から不要なオブジェクトを除去した上で、削除された空白部分にピクセルレベルでマッチする画像を生成して埋め込んでくれる。柄物シャツや料理写真のテーブルクロスのシミ、水面の不要な反射の除去、家族写真に映り込んだオブジェクトなどを消去できるとしている。

 本機能を使って編集された写真については、C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)規格に準拠したコンテンツクレデンシャル(認証)データが自動付与される。同規格に対応するカメラ(※1)と組み合わせれば、撮影、編集、公開まで真正性を確保し、信頼を維持可能だ。

(※1)ソニー、ライカ(Leica)、ニコン、キヤノン、富士フイルムから発売されている

Adobe 利用イメージ

他のアップデート

 新実装されるぼかしツールでは、ワンクリック(タップ)で、写真の任意の領域に対してぼかし効果をシームレスに適用できる。後から写真にボケ効果を入れたい場合にも便利だ。

 その他、今回のアプリ更新では以下の機能の実装が行われる。

  • テザー撮影(テザリング)に対応するカメラの追加
    • ソニー製の「α7 IV」「α7R V」など、最新デジタルカメラにサポートを拡大
  • 「HDR最適化」の実装
    • 現実世界のような明るいハイライト、深いシャドウ、鮮やかな色での写真編集が可能に
  • フォトライブラリへの即時アクセスが可能に(モバイル版とデスクトップ版)
  • ツールバーに最もよく使う機能が優先表示されるように(モバイル版)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月07日 更新
  1. Insta360初ドローン「Antigravity A1」実機レポ 360度カメラが生む“空中を自由に見渡す”没入感とは? (2026年02月06日)
  2. Surface RT「歴史的大失敗」の裏で何が? エプスタイン文書が示すMS元幹部の焦りと情報漏えい (2026年02月05日)
  3. 自宅のどこでも本格サウンドが楽しめる「Bose SoundLink Home Bluetooth Speaker」が3.3万→2.3万円に (2026年02月05日)
  4. 「VAIO SX14-R」の“ふるさと”見学記 ノジマグループ参画後も進化が続く“物作り” (2026年02月05日)
  5. フロッピー世代に刺さるレトロなデザインが魅力の「Trozk モバイルバッテリー TP09U」が19%オフの8080円に (2026年02月05日)
  6. Western Digitalがブランドを「WD」に統一 100TB超の大容量化とSSDに迫る高速化技術のHDDも開発中 (2026年02月04日)
  7. マウスコンピューターやユニットコムの親会社「MCJ」がMBOで非上場化へ ベインキャピタル傘下のファンドがTOBを実施 (2026年02月06日)
  8. ソニーとTCLの合弁が意味する「新しいソニー」の完成形――ソニーが“家電企業”の殻を脱いだ日 (2026年02月06日)
  9. 宅内ネットワーク環境の10G化に適した「TP-Link DS108X」が13%オフの4万803円に (2026年02月06日)
  10. 240Hz駆動の39型曲面ウルトラワイド有機EL「LG UltraGear OLED」が27%オフの14万4000円に (2026年02月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年