先に紹介したスマートトイを開発しているCerevoは、2008年に岩佐琢磨氏が創業したスタートアップ企業だ。社名は「Consumer Electronics REVOlution」に由来し、「コネクテッドハードウェア(つながるハードウェア)」をキーワードに製品開発を行っている。
2018年4月、Cerevoが当時の子会社だったShiftall(シフトール)をパナソニック(現在のパナソニック ホールディングス)に売却する際(※1)、岩佐氏はCerevoを離れた。2021年5月、Cerevoは当時の経営陣のMBO(マネジメントバイアウト)により完全に独立。2022年11月、ヒビノの子会社となり、同現在に至っている。
(※1)パナソニック ホールディングスは、2024年2月にShiftallの全株式をクリーク・アンド・リバーに譲渡している(参考リンク)
創業以来、Cerevoは多くの製品を世に送り出してきた実績を持つ。主力事業は「ライブ配信機器」と、今回の発表の主役である「スマートトイ」の2つだ。
ライブ配信機器は、累計40を超える製品を85カ国以上で販売してきた。TV局やTV番組の制作会社でも使用されているという。最新のライブ配信機器「LiveShell W」は、2つのカメラ入力に対応し、遠隔で配信ができる機能も追加された。
Cerevoの大沼慶祐社長によると、スマートトイに関しては数年先を見越したプロジェクトが複数進行中だという。
「IP(版権)元と、どのタイミングで公表するかも含めて検討しているものが複数ある」とのことで、アニメやゲームの世界観を再現した商品を継続して提供していくようだ。
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