製品としていいモノであるのは間違いありません。本体はもちろんのこと、付属のケースに至るまで、きめ細かに高い品質で作り込まれています。
しかしお値段は7万4800円(税込み)と、気軽に購入するには難しい価格帯です。もう少し低い価格帯のヘッドフォンでも、私は十分満足できます。そもそもヘッドフォン自体が苦手ということもありますが、こうした状況でSonos Aceに手を出すかというと、かなり悩ましいところですね。
なお、Sonos AceはSonos製サウンドバーと連携し、最大7.1.4chのDolby Atmosを楽しむこともできます。ヘッドフォン単体ではなく、こうしたSonos製品との連動性が生かせる環境をお持ちであれば、他の製品にはない価値が出てくるのではないでしょうか。
音は、単純な善しあしが付けられるものではないと思います。どちらかと言うと好みに左右される世界でしょう。
そうした中、Sonos Aceは、装着感や使い勝手も含めた“心地よさ”があります。ぜひどこかで、この“心地よさ”を体験いただけたらなと感じました。
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