ベルキン(Belkin)が、ワイヤレス充電の新規格「Qi2」に対応し、スマートフォン、Apple Watch、Qi対応製品の3つを同時に充電できる「Belkin BoostCharge Pro Qi2 3-in-1マグネット式ワイヤレス充電スタンド(15W)」を発売した。価格は税込みで2万5083円となる。
ベルキンの新充電スタンド「Belkin BoostCharge Pro Qi2 3-in-1マグネット式ワイヤレス充電スタンド(15W)」。3つのデバイスを同時に充電できる。写真のホワイトの他、ブラックモデルもあるQi2は2023年7月に正式に策定されて以降、徐々に対応充電器が増えてきたが、肝心のスマートフォン側では採用が進んでおらず、今のところその恩恵にあずかれるのは、iPhone 15や同14など一部のiPhoneのみとなっている。このため、Qi2対応充電器はiPhone向けというイメージが強い。
実際、Belkin BoostCharge Pro Qi2 3-in-1マグネット式ワイヤレス充電スタンド(15W)も、iPhone向けの製品だ。今回、実機を試用する機会があったので、どういった製品なのか紹介しよう。
ベルキンには、同じ形状の「Boost Charge Pro MagSafe 3-in-1磁気ワイヤレス充電器」があるが、今回紹介するのはそのQi2対応版だ。といっても、Qi2はMagSafeと互換があり、最大充電速度も15Wで変わらない。マグネットによる固定のため、取り付けやすさも同様だ。
向かって左側のiPhone充電部は、90度の範囲で稼働し、机上に置いた際に見やすい角度に調整できる。右側のApple Watch充電器とは距離があるため、横向きでに設置してiPhoneのスタンバイモードも利用可能だ。Qi2なのは、このiPhone充電器部分のみで、MagSafeに対応したiPhoneを最大15Wで充電できる(ただし、iPhone 12 miniと13 miniは最大12Wとなる)。
Apple Watchの充電台とは距離があるので、iPhoneを横向きにしても設置可能だ。写真はiPhone 15 Proをスタンバイモードにしたところ。3mm以下のケースなら充電に対応するとしているApple Watchの充電部は角度が固定で稼働はしない。Apple Watch 7以降の急速充電に対応しており、Apple Watch Series 9であれば45分で0%から80%まで充電できる。
ベース部分はQi充電台になっており、AirPodsを充電できる。この部分はAirPods以外にも、AndroidやワイヤレスイヤフォンなどQi互換のデバイスであれば、最大5Wで充電可能だ。
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