米Intelは8月9日(現地時間)、デスクトップPC向けの第13/14世代Coreプロセッサで発生している電圧管理の不具合に対応するマイクロコードパッチ(0x129)をOEM/ODMパートナーに提供を開始した。ユーザーには、BIOSアップデートとして配布される。
第13/14世代Coreプロセッサでは、過剰な動作電圧がかかった場合に、アプリがクラッシュしたりハングアップしたりする不具合が発生している。0x129はこれを緩和するためのもので、1.55V以上の電圧要求を制限し、主にK/KF/KSプロセッサの動作条件を改善する。
Intelの社内テストでは、パフォーマンスへの影響はほとんどのケースで通常の実行のばらつき内に収まっているが、一部のテストでは中程度の影響も見られたという。なお、オーバークロックは制限されず、BIOSでeTVB設定を無効にすれば、1.55V以上の電圧をかけることも可能だ。
Intelは、第13/14世代Coreプロセッサで発生している不具合に対応するため、保証期間を2年間延長(購入から最長5年間)すると発表している。
米Valveが、SteamOSをROG Allyなどサードパーティー製デバイスのサポートに向けて作業中であることを明らかにした。
Valveは8月8日にSteamOS 3.6.9βをリリースしたが、そのリリースノートの中に「追加のROG Allyキーのサポートを追加」の一文も追加していた。これに関して、米The VergeがValveのデザイナーであるローレンス・ヤン氏に確認したところ、ASUSTeK ComputerのポータブルゲーミングPC「ROG Ally」のサポートを意味していると明言したとのことだ。
ただし、台湾ASUSが公式にSteamOSのサポートを認めたわけではなく、Valve自身も携帯ゲームPC向けのSteamOSリリース時期を明言しているわけでもない。
サードパーティー製デバイスのサポートに向けて作業しているのは事実だが、すぐに利用できる状態ではないようだ。なお、Valveは以前からSteam DeckをSteamOSとWindowsのデュアルブート可能にするとしていたが、こちらについても準備中ではあるものの、リリース時期は未定だとしている。
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