取り付けるパーツによって電源容量は異なるが、目安は10万円前後の構成なら500W、15万円以上なら600W、20万円以上なら750Wだ。さまざまなブランドがあるが、無駄に高価な製品を買う必要はなく、PCケースと同じブランドなどから選ぶでOKだ。ケースをファッションのアウターとするなら、電源は靴下みたいなものだ。
1つ3000円超えも普通のケースファンだが、4つで3500円という破格の「GAMDIAS M3」がおすすめだ。安っぽさを感じさせないビルドクオリティーと適度なLEDの光量が魅力的だ。ケースファンについてはPCケースに付属している場合も多いが、ゲーミングPCを組み立てるなら、雰囲気的にもライティング付きをおすすめしたい。
PCパーツをそろえたら組み立てに入るが、自作PCにおいて難しいのは極論で言えば内部の配線のみだ。細かな作業が苦手でなければマザーボードにPCパーツを取り付けるのは簡単で、静電気などにも過剰に気を遣いすぎる必要はない。基本的には奥から手前へ、上から下へと取り付けを行っていく。
何より自作PCのメリットは、(しっかりとPCパーツを選定すれば)同性能の市販PCよりも数万円レベルで安く済ませられるところだ。また、動作要件が厳しいPCゲームがリリースされたときに、自分でグラフィックスカードを交換してアップグレードできるという強みもある。
今回紹介した構成なら、人気PCゲームならフルHDで快適に遊べるといっても過言ではなく、高フレームレートを必要とするFPSゲームは144fps超、フレームレートの最大値が設定されているゲームにおいても上限一杯まで出ているので、リフレッシュレートが200HzのPCディスプレイを使いたいといった場合でない限り十分な性能といえる。
子供も喜ぶ6万円台で実現! Apexも余裕な“映える”ゲーミングPCを自作する どんなPCパーツを選べばいい?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.