ダイナミックレンジが拡大したというInsta360 Ace Pro 2ですが、暗いシーンでの撮影品質はいかがなものでしょうか。同時に歩いているときの縦ブレ、光源のにじみを確認してください。
電子手ブレ補正の効果が強く、アクションカムでの夜間徒歩映像にありがちな光源のにじみはかなり目立たなくなっています。優秀です。写真モードで撮影すると、AEが選んだISOは655。13.5STOPのダイナミックレンジというのもうなずけます。
対してInsta360 Ace Proは、PureVideoモードで撮影しても黒つぶれ面積が多めです。ただしこれはユーザーの好みによって評価が分かれるかもしれません。大きなディスプレイで見たときは暗部の解像力に優れたInsta360 Ace Pro 2の映像をキレイだと感じましたが、スマートフォンの画面で見るとフィルターで落ち着かせたようなInsta360 Ace Proの映像が好ましいと感じましたから。
なお同じ条件での写真撮影時のISOは1539に上がりました。Insta360 Ace Pro 2と比べなければ十分納得がいくものですが、ここまで性能に差が出るとは。
周辺部までクリアに描写するレンズ(もしくはレンズ保護ガラス)を持つInsta360 Ace Pro 2。スローモーションでの画質差をチェックすると、光学系由来と思える部分にしか差を感じませんでした。
これはタイムシフトなどの撮影モードでも同様です。目を引く動きがある場合、多少の差は気にならなくなってくるものなのですね。
2023年くらいまで、スマートフォンやアクションカムの画質は大きな伸びを見せなくなってきました。ところが2024年は明らかに録画や撮影品質を高めたモデルが次々と登場しています。
Insta360 Ace Pro 2もそんな高解像トレンドを行くモデルの1つです。デザインが大きく変わらなかったからといって、最初はナメててごめんなさい。メニュー画面のUIも分かりやすくなりましたし、もっと身近で、高解像性能を得られるアクションカムに進化していました。
カリッとシャープな映像/写真が好き、そして特に自撮りやTikTok/YouTubeショートの縦動画を撮りたい方にはおすすめ。というか、今すぐ買うべきマストなカメラと言ってもいいでしょう。
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