“ながら会議“にピッタリ! オープンイヤー型イヤフォン「Cleer ARC 3 Music Pro」「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(2/4 ページ)

» 2024年11月01日 12時13分 公開
[石黒直樹ITmedia]
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音楽を聞くイヤフォンとしての性能も良い

 オンライン会議向けのイヤフォンとしてだけでなく、音楽を楽しむためのイヤフォンとしてもARC 3 Music Proは非常に優れています。音質についてはあまり語れるほどの耳ではありませんが、イヤフォンでは実現が難しい、耳の近くにスピーカーを置いているような臨場感や音の広がりを感じました。Dolby Atmosにも対応しています。

 しかし、やはりオープンイヤー型という設計上、どうしても音漏れは避けられません。特に静かな場所で音楽を聞いていると、周囲の人にも音が聞こえてしまいます。iPhone 16 Pro Maxに接続して使いましたが、音量40%くらいで周囲に音が聞こえるぐらいでした。

 ただし、個人的には音量を40%まで上げる必要性は感じられず、作業BGMを聞くような使い方では、もう少し音量を下げても十分に聞こえます。実際はカフェのような場所でも音漏れさせずに十分聞けるでしょう。

 やはりARC3のような耳をふさがないオープンイヤー型イヤフォンは、すぐ近くに人がいない場面や、運動といったシーンで活躍しそうです。電車など公共交通機関などでは別のイヤフォンに活躍してもらいましょう。

ディスプレイ付き/紫外線消毒機能があるバッテリーケースが面白い

 ARC 3 Music Proのもう1つの特徴は、バッテリーケースです。一般的なワイヤレスイヤフォンのケースとは一線を画す、ユニークなディスプレイ付きバッテリーケースが付属しています。

 バッテリーケースのディスプレイでは、タッチで音楽の再生/停止、曲送りや音量調整といった基本的な操作ができるだけでなく、バッテリーの残量を確認することも可能です。さらに、カメラのシャッターボタンやタイマー機能も搭載されているなど、ちょっとしたアイデアが詰め込まれています。

 過剰な装備ではないかと思いましたが、スマホを使わずにケースでイヤフォンの設定などを操作できるのは、意外と快適だと実感しました。

photo リモコンのように使えて便利。しかし、ここまでくるとケースに物理ボタンを搭載してもよかったのでは、と感じました。物理ボタンがあるのは最強です

 さらにQiによるワイヤレス充電にも対応している他、内部のイヤフォンを収納する部分に紫外線を照射して消毒する機能を備えているところも非常にユニークです。イヤフォンを使っていると、どうしても汚れなどが付着してしまいますが、このケースなら手軽に清潔さを保つことができます。衛生面が気になる方にはうれしい機能ではないでしょうか。

photo イヤフォンを消毒中。私はそこまで気にはなりませんが……

 ディスプレイ付きイヤホンケースでは、こんな機種もあります。

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