肝心の音質について、この手のマイクを使用したことがなく、比較対象がイヤフォンのマイクになってしまうのだが、やはり大きな差を感じる。指向性をカーディオイドモードにしていることもあり、周囲が多少騒がしくてもそうした音は拾わない。家族が在宅中にビデオ会議をよく行うのであれば、大きなメリットだ。さすがに、マイクのすぐ横にあるキーボードのタイプ音は拾ってしまうが、マイクの裏側にキーボードを置けばタイプ音もほとんど拾わなくなる。
なお、HyperX QuadCast 2とHyperX QuadCast 2 Sの音質の差に関しては、筆者には正直違いが分からなかった。配信する、演奏を録音するなど本格的な使い方をするのであれば差が現れるのかもしれないが、ビデオ会議メインで考えるのであれば、より安価なHyperX QuadCast 2で十分と言えそうだ。
もっとも、ビデオ会議メインなのであれば、HyperX QuadCast 2/2 Sはオーバースペックすぎる。1万円台程度のもっと安価な製品でも十分だろう。それでも、価格に見合った音質は得られるし、何より机上にあるとカッコいい。常に視界に入るものなので、そうした満足感も重要だ。
ビデオ通話の音質には妥協したくない、ゲーム中のボイスチャットにも利用するという人にとっては、購入を検討する価値はありそうだ。
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