
国際的なビジネスの場では、外国人との円滑なコミュニケーションが大きな課題となっている。グローバルビジネスに関わる企業の担当者の中には、「海外の取引先や外国人従業員とのコミュニケーションで困難を感じている」という人も多いのではないだろうか。
業務を円滑にこなしていくためには、言葉を交わしてお互いの意図を正確に伝えなくてはいけないが、言語の壁はあまりにも大きい。その一方で、現在は幸いにも翻訳ツールの技術が発展し、スマホさえ1台あれば、アプリで手軽に翻訳や通訳を利用することもできる。
ただし、常にスマホを片手に仕事をするというのは非現実的でもある。通訳や翻訳が必要になる現場というのは、落ち着いて話ができる会議室だけではない。実際は工場の生産ラインや建設現場、緊急時の対応など、デスクレスワーカー/ノンデスクワーカーなどを含め、さまざまな状況でコミュニケーションが必要だ。
このような課題に対して、イヤホン型の翻訳ツールを提案しているのが、中国深セン発のスタートアップ、Timekettle(タイムケトル)だ。同社は11月28日、オープンイヤー型の最新モデル「Timekettle W4 Pro AI翻訳イヤホン」(以下、W4 Pro)の先行予約販売をクラウドファンディングサイトのMakuakeで始めた。
W4 Proは、お互いに1つずつ片耳に装着しながら発話することで、リアルタイムに言葉を双方向通訳できるイヤホンだ。自分が話した言葉をマイクが拾い、相手にはイヤホンを通じて相手の母国語で発話された内容が伝わる。スマホにペアリングして使い、40カ国語と93のアクセントに対応している。さらに13ペアの言語ならオフライン環境でも利用できる(2ペアまでダウンロード無料。3ペア目以降は1組ごとに1500円)。
会話の始まりや言葉の区切りなどを瞬時に判断するAIや、イヤホン本体にある3つのノイズ低減マイクなどを活用することで、喋り初めてから0.2秒で通訳が開始される「1対1コミュニケーション」の他、会議などで翻訳を聞くだけの「傍聴翻訳モード」、電話やオンライン会議を行いつつ、翻訳された文章を表示する「通話翻訳」などを利用できる。
アプリ内では、やりとりした内容を音声とテキストで保存できる他、AIで要約することも可能だ。
イヤホンは1時間の充電で翻訳は最大6時間、音楽は最大12時間の再生が可能だ。形状は耳に入れないオープンイヤー型で開放感があり、周囲の音も聞きやすい。長時間の装着もしやすい設計だ。
Makuakeでの先行販売受け付けは、2025年1月16日午後10時まで実施している。言語が異なる環境でコミュニケーションに課題を感じているのであれば、製品をチェックしてみてはいかがだろうか。
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提供:深圳タイムケトルテクノロジー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年12月9日