Googleは12月14日(現地時間)、ChromeOSの最新安定版「ChromeOS M131」をリリースした。ChromeOSは、週ごとに安定版がリリースされているので、ChromeOS M131が2024年最後の安定版となる。
本バージョンでは、以下のような機能が追加されている。
Quick Answersは、ChromeOS向けのGenAI搭載の読み取りアシスタントだ。WebページやPDFドキュメントに関する分析情報をユーザーに提供する。ChromeOS 131では、このQuick Answerのスタイルが更新された。
ChromeOSの動作が不安定になった場合、従来は工場出荷状態へのリセット(Powerwash)が必要だったが、ChromeOS 131では、「Safty reset」という機能が追加され、初期化することなく既知の良好な状態に戻すことができる。具体的には、以下のアクションが実行されるとのこと。
画面の隅に表示される通知を見逃してしまう場合、通知が届くたびに画面をフラッシュできるようになった。聴覚に障害があり通知音に気が付けない、画面拡大機能で頻繁にズームインしているユーザーに特に便利だとしている。
Microsoftは12月17日、パワーユーザー向けの公式ユーティリティーツール「PowerToys」の最新版、バージョン0.87.0をリリースした。20日にはバグ修正版の0.87.1もリリースされている。本バージョンでは、高度なクリップボード拡張ユーティリティー「Advanced Paste」に「Advanced AI(高度なAI)」という新機能が追加されている。
Advanced Pasteは、クリップボードにコピーされたテキストをユーザーが指定する形式で貼り付けられるという機能だ。加えて「AIによる貼り付け」を有効にしてOpenAIから取得したAPIキーを登録すると、クリップボードにコピーした長いテキストを要約したり、翻訳したり、特定のスタイルに変換したりといったことが可能になる。
Advanced AI(高度なAI)は、それをさらに拡張するもので、AIによる貼り付けを行う際に、複数の変換を順番に実行するチェーンを定義したり、画像やファイルを操作したりできる。以下のようなことを実行可能だ。
この他、ワークスペースで新しいウィンドウを作成する代わりに既存のウィンドウに移動機能の追加、マウスジャンプのポップアップUIの外観カスタマイズ機能などが追加されている。
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