この印象的な組子細工を手掛けたのは、島根県雲南市加茂町の舟木木工所の舟木清氏で、木製建具職人として「現代の名工」の1人にも選ばれている。
舟木氏は「構想から製作に2〜3カ月をかけ、3種類のパターンを作った中から選んだ。一般的な組子細工は厚さが6mm〜9mmなのに対し、今回は厚さ4mmしかなくそこが苦労した」と語った。
使われた4種類の木材は約5800ピースにもおよび、全て手作業で組み上げたという。精巧で洗練された和の装飾が目を引く。
この記念モデルには、同社が創業以来培ってきた「メイドインジャパンの匠の技」「モノ作りの発展と地域共生への願い」「出雲でのモノづくりを未来に継承」の3点を踏まえており、島根富士通が日本のモノ作りの誇りを象徴する場所であり続けることを象徴しているという。
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