新品を使い始める場合、あるいは半年以上ぶりに使う場合は、ハードモードで10秒程度「すすぎ運転」をする必要がある。この際、フロスノズルは下に向けておく。洗面ボウルに当たってはねない程度の高さから、できれば排水口近くで水を出すとよいだろう。
使い始めのプロセスはこれだけなので、手間がかからず良い。
その後、フロスノズルの先端を気になる部分に当てて電源を入れて口腔内を洗浄する。
口を開いたままだと水が飛び散るので、顔を洗面ボウルの真上に来るようにし、口は半開きにする。これで、洗浄後の水が洗面ボウルに自然に流れ落ちていく。
電動歯ブラシを使う場合は口を大きく開くか、「ニッ」と口角を両脇に寄せて歯の表面がよく見えるようにすると思うが、同じ感覚で本製品を使うと水が飛び散ってしまう。慣れるまで気を付けたい(口腔洗浄器を常用している人であれば問題ないのかもしれない)。
洗浄が終わったら、フロスノズルを口に入れたまま動作をオフにする。口から出してしまうと、これまたやはり水が飛び散ってしまう。
使い終わったら10秒程度のすすぎ運転をし、フロスノズルを外してから外側を軽くすすぐ。給水ホースを本体と給水ホルダーから取り外して水をよく抜き、給水ホルダーに巻き付ける。給水ホルダーの水分が気になるのであれば、付属の給水ホース乾燥用吸盤を使って完全に乾かそう。
なお、この作業は週1回の手入れに含まれている。
本体や収納用キャップ、給水ホルダーなどの丸洗いは、少なくとも週に1度行うことが推奨されている。水洗いした本体は、底面の給水口とフロスノズル取り付け部をそれぞれを下にして強く振ると水を抜ける。
後はそれぞれの部品の水分を拭き取って、乾燥させておくだけだ。
基本的に電気で動くヘルスケア用品は、メンテナンスが面倒くさくてなかなか使い続けられない。使わないでいると「カビが生える」「菌が増殖する」といった面倒なことになり、そこで使う気がうせてしまう。
しかし、このデンタルウォッシャーはメンテナンスに面倒くささがない。本体内部のみ見えないが、それ以外は清潔であることを目視できるし、タンク代わりの収納用キャップも洗いやすい。これなら面倒くさがらずに使えそうだ。
肝心の洗浄力だが、歯を磨いた後に使ったところ予想以上に爽快感を得られた。歯間や歯茎にジェット水流が当たっている時には、さほど威力を感じなかったのだが、誤って舌の先などに当ててしまうと、「うぉおおおお」と感じるほどにはビリビリする。デンタルウォッシャーがしっかり仕事をしているんだな、ということを身をもって体験できた。
収納用キャップサイズに全てが収まるうえ、重量が乾燥時で319.5gと比較的軽量なので持ち運びしやすいだろうセールスパーソンなど外回りの多い職種であれば、出先で食べられるものが限られてしまうが、繊維が歯間に挟まりやすい唐揚げや、ニラのたっぷり入った餃子であっても、デンタルウォッシャーがあれば、口元を気にしないで済みそうだ。
使い続けるうちに、ホースやフロスノズルの汚れや劣化が気になるようになるかもしれない。メーカーでは、どちらも交換用部品を用意している。フロスノズルはブルーとクリア、それぞれ2本(計4本)入りで1980円、給水用ホースも1980円だ。
環境に配慮して、本体を長く使えるように交換用部品があるのは時流に沿った取り組みといえよう。IPX7等級の防水性能を付与することで、本体の水洗いを可能にして、長く清潔に使えるよう配慮しているように思える。
3人家族、4人家族でも使えるよう、フロスノズルにピンクやイエローといったカラーバリエーションがあるともっとうれしい。今後に期待したい。
エレコム、純正ペンに近い描き心地を実現した学校向けiPad用アクティブタッチペン
エレコム、携帯型ゲーム機の収納にも向くボディーバッグなど4タイプを発売
エレコムがYouTuberと共同開発したバックパック「MNL CITY PACK」を3カ月使った率直な感想 再販されたらすぐチェックすべし!
まるで“化粧品”な見た目だけじゃない! エレコムのガジェット新ブランド「ILMF」を使って分かったこと
給餌、給水──猫2匹がエレコムの自動ペットケア製品を試してみた 細かな使い勝手を検証Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.