給餌、給水──猫2匹がエレコムの自動ペットケア製品を試してみた 細かな使い勝手を検証今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(1/3 ページ)

» 2024年01月12日 15時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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 エレコムがペット家電市場に参入し、第1弾として食関連の「ペット用自動給餌器(1匹用、2匹用)」、「ペット用自動給水器」(サイレントアクア)、「ペット用キッチンスケール」を1月中旬に発売する。

 今回、発売に先がけてこれら3製品を借りる機会を得たので、拙宅の2匹の猫に試してもらった。あくまでも、“拙宅猫の場合”に限定される使い方だが、使い心地を紹介しよう。

エレコム自動給餌器 エレコム自動給餌器

主張しすぎないデザイン性の高さ

 拙宅の猫たちの場合、ペット用フードボウルとウォーターボウルは、部屋の定位置に置きっぱなしにしている。というのも、一度に大量に食べると吐き戻してしまうため、猫たちが自分のペースで数回に分けて食べるのを許可しているからだ。

 ペット用自動給餌器(以下、自動給餌器)やペット用自動給水器(以下、サイレントアクア)も部屋の定位置に置きっぱなしにして使用することが予想される。そのため、あまりに可愛らしいデザインや凝ったデザインのものだと部屋の雰囲気を損なってしまうと考えられる。

 しかし、エレコムの自動給餌器やサイレントアクアはシンプルなデザインかつモノトーンでまとめられているので、主張しすぎることなく、部屋にスッとなじむイメージだ。

部屋になじむ エレコムのペット家電は主張しすぎないデザインのため、部屋になじむ

 レビュー用に借りたのは多頭飼育にも向いている2ボウルタイプの2匹用で、ボウル部分を含まないサイズが約213(幅)×192(奥行き)×326.5(高さ)mmと大きめだ。しかし、置いたときの威圧感や圧迫感は無かった。そのため、設置時や製品写真撮影時には猫たちも興味津々でわざわざ見にくるほどだった。

自動給餌機と猫その1 エレコム自動給餌器2ポウルタイプを前足で触って確かめる猫
自動給餌機と猫その2 エレコム自動給餌器2ボウルタイプのにおいを嗅いで確かめる猫

 パッケージ内容は上、または以下の写真の通りだ。駆動部分である本体とフードタンクカバー、フードタンク用フタ、専用ケーブル、シリカゲル乾燥剤、ACアダプター、ステンレス製フードボウル×2、そしてスプリッター付きトレイだ。

自動給餌器のパッケージ内容 自動給餌器のパッケージ内容

 なお、通常はAC電源で駆動させるが、地震や落雷、その他不測の事態で停電しても給餌し続けられるよう、単三形アルカリ乾電池×4本をセットすることもできる。こちらは予備電源なので、乾電池を入れたからといって、ACアダプターが不要になるというわけではないので注意したい。

乾電池も入る 単三形アルカリ乾電池4本でも駆動する。場所移動のためにAC電源を切り離したときにも時刻や登録したタイマーの内容がリセットされずに済むので、入れておくことをオススメする

 サイレントアクアのサイズは約204(幅)×191(奥行き)と、面積こそそれなりにあるが、やはり威圧感がない。人見知りで臆病な拙宅の猫たちでも寄ってくる。

サイレントアクアと猫その1、その2 サイレントアクア設置時に寄ってきた猫たち

 パッケージに含んでいるのは、水タンク、ポンプ、専用ACアダプター、専用ケーブル、スポンジを挟むためのポンプカバー、お手入れツール、3層360度軟水化フィルター、そして水受けトレイだ。

サイレントアクアパッケージ内容 サイレントアクアのパッケージ内容

 タンクの容量は2Lだ。猫の場合、体重1kgあたり1日の飲水量が50mlといわれているので、拙宅の2匹の猫の体重で計算すると、4日間は追加しなくても良さそうだ。もっとも、在宅であれば、減っていようといまいと衛生的な環境を考えて、水を日々交換している。

3層360度フィルター 3層360度フィルターは、水道水に残るカルシウムやマグネシウムを除去して軟水化する。国内のほとんどの水道水は軟水であるが、沖縄や関東地方など、比較的硬度の高い水でも軟水化するので猫にとって「体に優しい水」となる。柔らかいため、取り扱いに注意したい
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