本製品の特徴としては左右対称デザインを採用していることにある。そのため、右利きの人はもちろん、左利きの人でも基本的な操作は行える。ただし、サイドボタン(後述)は右手での利用を前提として左側面にあることには注意したい。
ボタンは左右のクリックボタン、センターホイール(ボタン兼用)、左側面のサイドボタン×2の計5ボタン構成だ。クリックボタンは「TTCサイレントキー」を採用しており、適度なクリック感を得られる一方で、カチカチ音はほとんどしない。ホイールボタンは抵抗感のあるラチェットタイプだが、こちらも操作音はほぼない。図書館など静寂性が求められる場所でも快適に使えそうだ。
先述の通り、サイドボタンは左側面にある。Webブラウザなどにおける「戻る」「進む」ボタンとして機能するが、特にカスタマイズはできない。
本製品はWindows PC(Windows 7以降)とMac(macOS 10.13 High Sierra以降)での利用を正式にサポートしている。Bluetooth接続の場合、Windows 10以降のOSなら「クイックペアリング(Swift Pair)」も利用可能だ。
一度ペアリングした後で、別のデバイスでペアリングをする場合はペアリングボタンを押せば……と思いきや、本機には独立したペアリングボタンがない。再ペアリングする場合の手順は以下の通りだ。
この手順は、付属の取扱説明書にも記載されている。印刷物として付属されていて、とても助かった。
Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2は、USBドングル+Bluetoothのデュアル接続に対応しながらも、1980円という手頃な価格を実現している。しっかりとした操作感を得られるにも関わらず、音がほとんど発生しないことも好印象だ。重量は公称で約62gなので、乾電池を入れてもそれほど重たくならない。
また、本機はマウスセンサーの解像度(感度)が1200dpiなので、高解像度のディスプレイと組み合わせた際もクイックな操作をしやすいことも魅力だ。ただ、当たり前かもしれないが、ゲーミングマウスと比べると解像度は低めなので、マウスポインターの移動が重要なゲームのプレイには向かない。そもそも、そういう用途には有線接続だが「Xiaomi ゲーミングマウス Lite」(2780円)を使えばいいような気もする。
Bluetoothのマルチペアリングに対応していたら“なお良し”だったと思うが、その場合は上位モデルの「Xiaomi ワイヤレスマウス 3」(2380円)という選択肢もある。このマウスなら、USBドングルでの接続に加えてBluetoothのマルチペアリング(最大2台)も可能だ。
使い始めてまだ2日なのだが、Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2は1980円で買えるマウスとしては満足度が結構高い。「USBドングル+Bluetoothのデュアル接続対応マウスで、安いやつを探している」という人にぜひお勧めしたい。
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