うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月6日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Googleは4月8日、デスクトップ向けChromeブラウザの安定チャネルをアップデートした。WindowsおよびMac向けに「135.0.7049.84」「135.0.7049.85」、Linux向けに「135.0.7049.84」が展開されている。
このアップデートには、脆弱(ぜいじゃく)性への対処を含む2件のセキュリティ修正が含まれており、CVE番号が公開されているのは以下の1件。深刻度は「High」となっている。
Chromeが既にインストールされている場合は自動で更新されるが、Chromeのメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選択すれば手動でも更新できる。
Metaは4月5日、マルチモーダル対応の生成AI群「Llama 4」シリーズを発表した。Behemoth、Maverick 、Scoutの3モデルを発表しており、Llama 4 ScoutとLlama 4 Maverickは、llama.comとHugging Faceから既にダウンロードできる。
Llma 4シリーズは、事前学習にMixture of Experts(MoE)アーキテクチャを採用した初のモデルだ。MoEアーキテクチャは学習と推論の計算効率が高く、学習FLOPSが一定であれば、高密度モデルと比較してより高い品質を実現するとしている。
最上位のLlama 4 Behemothは、2880億のアクティブパラメーターと16のエキスパート、合計約2兆パラメーターを備えた、マルチモーダルなエキスパート混合モデルとなっている。
STEM分野に特化したベンチマークにおいて、GPT-4.5、Claude Sonnet 3.7、Gemini 2.0 Proを上回る性能を示しており、世界で最も賢いLLMの1だという。まだプレビュー段階でリリースはされてない。
汎用(はんよう)LLMであるLlama 4 Maverickは、170億のアクティブパラメーターと128のエキスパート、合計4000億個のパラメーターを搭載している。コーディング、推論、多言語、ロングコンテキスト、画像ベンチマークにおいて、GPT-4oやGemini 2.0などの同等モデルを上回り、コーディングと推論においては、大規模なDeepSeek v3.1と競合可能できるとしている。
より小型のLlama 4 Scoutは170億のアクティブパラメーターと16のエキスパート、合計1090億パラメーターを備える汎用モデルだ。幅広いベンチマークにおいて、Gemma 3、Gemini 2.0 Flash-Lite、Mistral 3.1よりも優れているとしている。
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