新デザインのタワー型ケースにCore Ultra 9 285KとRTX 5080を搭載! 「G TUNE FZ-I9G80」の実力を検証した(1/4 ページ)

» 2025年04月10日 17時11分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

 マウスコンピューターのゲーミングブランド「G TUNE」は、2025年で21周年を迎えた。2024年11月にブランド表記をG-TuneからG TUNEに改めた他、この1月にはブランドロゴとタワー型ケースのデザインを刷新。新生G TUNEとして大きなリブランドを行っている。

 本記事で取り上げるタワー型ハイエンドゲーミングデスクトップPC「G TUNE FZ-I9G80」は、リブランド後の第一弾モデルとして発表された製品だ。

 冷却性能やビジュアル演出を強化した新型のタワーケースに、IntelのCore Ultra(シリーズ2)の中でも最上位となるCore Ultra 9 285Kと、NVIDIAの最新ハイエンドGPUであるNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載するハイパフォーマンスモデルとなっている。

photo G TUNE FZ-I9G80は、リブランドされたG TUNEシリーズで初登場となるハイエンドゲーミングデスクトップPCだ。新型のタワーケースにIntelのCore Ultra 9 285K、NVIDIA GeForce RTX 5080を搭載する

24コアのCore Ultra 9 285Kを搭載

 まずはスペックをチェックしよう。CPUにはCore Ultra 9 285Kを採用する。これはIntelのデスクトップPC向けCore Ultra(シリーズ2)(開発コード名:Arrow Lake)の頂点に君臨する、ウルトラハイエンドCPUだ。

 電力効率を重視するために、メモリモジュールもCPUに統合したモバイル向けのCore Ultra(シリーズ2)(開発コード名:Luna Lake)に対し、デスクトップPC向けはパフォーマンス志向の構成で、性能重視のPコア8基を含む24コア24スレッド、最大ブースト周波数5.4GHzという強力なスペックを持つ。

 Core Ultra 9 285Kには、GPUコア(Intel Graphics)とNPUコア(Intel AI Boost)も統合されている。AIパフォーマンス(Int8)はそれぞれ8 TOPSと13 TOPSを備えている。別途、グラフィックスカードの搭載を想定しているモデルのため、内蔵GPUとNPUの性能は控え目というわけだ。

photo CPUにはCore Ultra 9 285Kを搭載する。デスクトップPC向けCore Ultra(シリーズ2)の最上位モデルで、性能優先Pコア8基を含む24コア24スレッドのパワフルな仕様だ
photo 最上位モデルだけに発熱も大きいが、本製品では360mmの大型ラジエーターを搭載した水冷クーラーを採用している。強力な冷却性能と静音性を両立する

GPUはNVIDIA GeForce RTX 5080

 グラフィックスカードには、1月に発表されたばかりのNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載する。描画エンジン(CUDA)に新しいBlackwellアーキテクチャを採用すると共に、AIエンジン(Tensorコア)、レイトレーシングユニット(RTコア)、エンコード/デコードエンジンも新世代となり、前世代のNVIDIA GeForce RTX 40シリーズから全面的なパワーアップを果たしているといえるだろう。

photo GPUはNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載する。メモリにGDDR7を搭載した効果で先代シリーズからメモリ帯域が大幅アップしている
photo 評価機では3連ファンを搭載したグラフィックスカードを搭載していた
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