マウスコンピューターのゲーミングブランド「G TUNE」は、2025年で21周年を迎えた。2024年11月にブランド表記をG-TuneからG TUNEに改めた他、この1月にはブランドロゴとタワー型ケースのデザインを刷新。新生G TUNEとして大きなリブランドを行っている。
本記事で取り上げるタワー型ハイエンドゲーミングデスクトップPC「G TUNE FZ-I9G80」は、リブランド後の第一弾モデルとして発表された製品だ。
冷却性能やビジュアル演出を強化した新型のタワーケースに、IntelのCore Ultra(シリーズ2)の中でも最上位となるCore Ultra 9 285Kと、NVIDIAの最新ハイエンドGPUであるNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載するハイパフォーマンスモデルとなっている。
G TUNE FZ-I9G80は、リブランドされたG TUNEシリーズで初登場となるハイエンドゲーミングデスクトップPCだ。新型のタワーケースにIntelのCore Ultra 9 285K、NVIDIA GeForce RTX 5080を搭載するまずはスペックをチェックしよう。CPUにはCore Ultra 9 285Kを採用する。これはIntelのデスクトップPC向けCore Ultra(シリーズ2)(開発コード名:Arrow Lake)の頂点に君臨する、ウルトラハイエンドCPUだ。
電力効率を重視するために、メモリモジュールもCPUに統合したモバイル向けのCore Ultra(シリーズ2)(開発コード名:Luna Lake)に対し、デスクトップPC向けはパフォーマンス志向の構成で、性能重視のPコア8基を含む24コア24スレッド、最大ブースト周波数5.4GHzという強力なスペックを持つ。
Core Ultra 9 285Kには、GPUコア(Intel Graphics)とNPUコア(Intel AI Boost)も統合されている。AIパフォーマンス(Int8)はそれぞれ8 TOPSと13 TOPSを備えている。別途、グラフィックスカードの搭載を想定しているモデルのため、内蔵GPUとNPUの性能は控え目というわけだ。
グラフィックスカードには、1月に発表されたばかりのNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載する。描画エンジン(CUDA)に新しいBlackwellアーキテクチャを採用すると共に、AIエンジン(Tensorコア)、レイトレーシングユニット(RTコア)、エンコード/デコードエンジンも新世代となり、前世代のNVIDIA GeForce RTX 40シリーズから全面的なパワーアップを果たしているといえるだろう。
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