マウスコンピューターの新型「浦和レッズPC」が埼スタに上陸 見に行ってきた(1/2 ページ)

» 2024年12月09日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、マウスコンピューターは12月5日、同社がオフィシャルPCサプライヤーを務めるJリーグチーム「浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)」とのコラボレーションによる「浦和レッズオフィシャルゲーミングPC」を発売した。価格は21万7800円からで、同社の直販チャンネル(Webサイト/ダイレクトショップ/電話通販)の他、「浦和レッズオンラインショップ」でも販売されている。

マウス、「浦和レッズ」コラボ仕様のRyzen 7搭載ゲーミングデスクトップPC エンブレムをデザインしたサイドパネルを装備

 マウスコンピューターと浦和レッズのコラボPCというと、2020年2月に発売され、2021年と2023年にそれぞれ新モデルが登場したノートPCの印象が強い。筆者も初代コラボモデルの取材に行ったことがある。

 今回、両社のコラボPCが初めて“デスクトップ”、しかも“ゲーミング”仕様で登場するという。果たしてどのようなものなのか――12月8日に行われた「明治安田J1リーグ 第38節」の浦和レッズ対アルビレックス新潟戦に合わせて、新コラボPCの実機展示が行われたので、近場での買い物がてら見物してみた。

さいたまスタジアム 12月8日の浦和レッズ対アルビレックス新潟戦が行われた埼玉スタジアム2002(さいたま市緑区)。「浦和レッズの興梠慎三選手の引退試合」であることと、「アルビレックス新潟のJ1残留を争う試合」という要素が重なり、観戦チケットは完売だった(当日券があれば観戦していきたかったのだが……)
開場前 オープン前の展示ブースの様子。埼玉高速鉄道線(通称「埼玉スタジアム線」)の浦和美園駅(さいたま市緑区)から続く歩行者専用道路の終点付近に設置されていた
シャトルバス 歩行者専用道路は約1.2kmあるため、浦和美園駅からは片道限定(埼玉スタジアム2002行きのみ)でシャトルバスも運行された。運賃は150円で、当日は実証実験を兼ねて現金利用不可(交通系ICカード限定)で運行されていた。筆者はこのバスで埼玉スタジアム2002に向かったのだが、バスの到着場所がマウスコンピューターのブースから意外と離れており、探し出すのに若干手間取ってしまった

そもそも「浦和レッズオフィシャルゲーミングPC」ってどんなモデル?

 12月8日に展示された浦和レッズオフィシャルゲーミングPCは、マウスコンピューターのG-Tune改め「G TUNE」ブランドのエントリーゲーミングデスクトップPCの特別仕様モデル(G TUNE DG-A7A60-URDS)となる。ボディカラーはブラックとホワイトから選択可能で、ホワイトモデルはブラックモデルの1210円増しとなる。主なスペックは以下の通りだ(★印の付いている箇所は、直販チャンネルではBTO可能)。

  • CPU:Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド/3.4GHz〜4.6GHz)
  • GPU:Radeon RX 7600
  • メモリ:16GB(8GB×2)★
  • ストレージ:1TB SSD(PCI Express 4.0接続)★
  • OS:Windows 11 Home★
  • 保証:3年間(センドバック)+24時間/365日電話サポート

 直販チャンネルではメモリを最大64GB(16GB×4)に、ストレージを最大4TBのSSDに変更できる他、必要に応じて1TB/2TB/4TBのHDD(Serial ATA接続)や光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブまたはBlu-ray Discドライブ)を追加可能だ。エントリーモデルとしては、比較的BTOオプションは充実しているといえる。

 本モデルはG TUNEオリジナルのミニタワーケースを採用しているが、浦和レッズのエンブレム付きの強化ガラス製サイドパネルを備えている。これがなかなか格好良かったりする。同じケースを採用するモデルのBTOオプションとして用意してもいいように思えるが、そうすると「コラボモデル」としての存在意義が薄れてしまいそうで、悩ましい。

オフィシャル画像 浦和レッズオフィシャルゲーミングPCは、G TUNEのミニタワーケースを採用している。オリジナルの強化ガラス製サイドパネルがポイントなのだが、後で実機写真でじっくり確認していきたい

実機をじっくり見てみると……!

 今回の実機展示では、ブラックモデルとホワイトモデルが1台ずつ展示されていた。いずれもBTOなしの標準構成のままだという。

1台ずつ 実機はブラックモデルとホワイトモデルが1台ずつ展示されていた

 本機は発表日(12月5日)から既に受注を開始しているが、担当者によると「(カラーの選択は)ブラックの方が多くなると思っていたが、今のところブラックとホワイトは半々ぐらいの割合」だという。どちらも魅力的なカラーなので無理もない。

こちらはブラック こちらはブラックモデル。シックな外観が魅力で、担当者はこちらの方が人気が出ると想定していたそうだ
こちらはホワイト こちらはホワイトモデル。先述の通りブラックモデルと比べると1210円増しなのだが、昨今のホワイトゲーミングPCのブームも手伝ってか、ブラックと同じくらい売れているという

 CPUはRyzen 7 5700Xだが、CPUクーラーはAMD純正でLEDライト付きの「Wraith Prism」が装着されている。ケース前方/後方のファンもLEDライト付きで、Wraith Prismともども“赤く”光る。

 理由は何となく分かりつつも、なぜ赤なのかあえて聞いてみたら「レッズのチームカラーはレッドですから」とのこと。ですよねー。

赤い CPUクーラー、前面ファン、背面ファンの全て赤く光る

 ……と、展示されている2台の浦和レッズオフィシャルゲーミングPCには、どことなく違和感がある。よく見てみると、ガラスパネルに当日の試合をもって引退する興梠慎三選手のサインが入っていたのだ。ファンとしては必見だったと思うのだが、当日ブースを訪れた人はそこまで見ていただろうか……?

サイン入り よく見ると、展示機のガラスパネルに興梠慎三選手のサインが入っていた
サイン入り ホワイトモデルにもサインが入っている。サインの書き具合を見れば分かる通り、2枚ともに“手書き”されたものだ
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