マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIVシリーズ」から、AMDのRyzen 9 9950X(開発コード名:Granite Ridge)を搭載した最新のデスクトップPC「DAIV FX-I9G90」が登場した。
2023年から導入されたタワー型の高品位シャシーに、AMD Ryzenシリーズ最上位のRyzen 9 9950XとNVIDIAの超ハイエンドGPUであるGeForce RTX 4090を搭載した強力な内容となっている。実機を入手することができたので、内容を見ていこう。
CPUには、2024年8月に発売されたAMD最新のRyzen 9000シリーズ(開発コード名:Granite Ridge)の中でも、最上位のRyzen 9 9950Xを採用する。
Zen 5アーキテクチャと4nmプロセスルールを導入しており、高性能コア(Pコア)のみを16コア32スレッドを備え、最大クロックが5.7GHzというパワフルな仕様だ。
世代最高性能のCPUだけに発熱も大きいが、本製品では240mmの大型ラジエーターを備えた水冷クーラーで強力に冷却することで、高い性能を長く維持できるようになっている。
ハイエンドモデルらしく、メモリは64GB(DDR5-5600/32GB×2)、ストレージもPCI Express 4.0 x4対応SSDを2TBと、標準で十分な容量を搭載する。
BTOでさらに増強することも可能で、メモリは最大128GB(32GB×4)、ストレージは、M.2 SSDを最大4TBまで内蔵できる。SSDに加えて3.5インチHDDを最大2基まで追加する構成にも対応可能だ。
また、M.2 SSDについては、PCIe 4.0 x4対応SSDの中でも高性能な「WD_BLACK SN850X」や「Samsung PM9A1」を注文時に指定可能で、ストレージ性能にこだわりのあるユーザーにも対応できる。
グラフィックス機能には、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズの最高峰モデルであるNVIDIA GeForce RTX 4090を搭載する。
1万6384基のCUDAコアに、レイトレーシング専用の第3世代RTコア、AI推論に特化した第4世代のTensorコアを統合し、24GBの大容量グラフィックスメモリ(GDDR6)、ハードウェアエンコーダーをデュアル搭載するという強力な内容だ。
3Dゲームを4K(3840×2160ピクセル)以上の高解像度かつ高画質で快適にプレイできる描画性能はもちろん、AI推論の高速な処理性能、超高速エンコード性能を備えており、プレビューなどの描画処理、レンダリング、エンコード、AI推論を利用した超解像や自動フレーミングなど、クリエイティブワークのさまざまな場面で処理を高速化してくれる。
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