ベンチマークテストのスコアを見よう。CPU性能をストレートに反映するCINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のCPUスコアは2218ptsだった。ノートPC型のクリエイターPCで搭載例が多いCore Ultra 9 185Hの2倍を超えるスコアであり、シリーズ最強CPUならではという高いスコアをマークしている。
総合性能のテストであるPCMark 10、3D描画性能をテストする3DMark、Stable Diffusionを利用した生成Ai性能をテストするUL Procyon Benchmark Suites/AI Image Generation Benchmarkでも優秀なスコアをマークしており、日常操作からビジネス、ゲーム、AI処理まで、スキのない総合性能を備えていることが分かる。
UL Procyon Benchmark Suites/AI Image Generation Benchmark-Stable Diffusion 1.5(FP16/512×512)AI Generation。512×512ピクセルのイメージ1枚あたり1.075秒で生成できることを示している
UL Procyon Benchmark Suites/AI Image Generation Benchmark-Stable Diffusion XL(FP16/1024×1024)。1024×1024ピクセルのイメージ1枚あたり7.815秒で生成できることを示している同社直販サイトでの販売価格は69万4800円だ。Ryzenシリーズ最上位のCPUを搭載したフラッグシップモデルだけあってさすがに高価ではあるが、パフォーマンスだけでなく、冷却性能、長期耐久性やメンテナンス性への配慮など、一般的なデスクトップPCとは一線を画した内容であり、プロユースのクリエイティブの道具としての価値は高い。
なお、DAIV FMシリーズには、CPUとGPUの組み合わせが異なる多数のバリエーションモデルが存在する。ここまでのパフォーマンスは不要という人も、予算や目的に合わせて選ぶことができる。それぞれBTOでのカスタマイズに対応しており、リアルタイムで価格が分かった上で、そのままオーダー可能だ。
例えば、Ryzen 9 9700XとNVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER、メモリ32GB、1TB SSDの構成では35万9800円から用意されている。買い得なキャンペーンなども随時開催されているので、本格的なクリエイター用PCを探しているならば、一度同社Webページを訪れてみると良いだろう。
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