マウスコンピューターの「DAIV S4-I7G60SR-C」は、同社のクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズに属する14型のクリエイター向けノートPCだ。
14型のコンパクトなフォームファクターにCore Ultra 7 155HとNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU、さらにキャリブレーション済みのsRGB液晶ディスプレイを搭載しており、本格的なクリエイティブワークに対応できる装備と可搬性を両立させている。
実機を入手したので、内容をしっかりと見ていこう。
ボディーは明るいシルバーカラーを採用する。サンドブラスト風の仕上げで、ほどよく洗練された外観に仕上がっており、すべすべとした手触りで手の脂などが付きにくいのも好印象だ。
画面サイズが14型のため、比較的コンパクトで扱いやすいのも特徴に挙げられる。外部GPUを搭載している関係で14型の割には約1.76kgと重量はあるが、可搬性は十分にある。ボディーの剛性もしっかり確保されているので、ロケ撮影などで外に持ち出す際にも不安はない。省スペースなのでスタジオなどでも場所をとらずに使えるのはメリットだろう。
なお、突起物を除くボディーサイズは、約317(幅)×240(奥行き)×19.93(厚さ)mm、重量は約1.76kgだ(いずれも公称値)。
バッテリー容量は約80Wh(評価機のバッテリーレポート調べ)と大容量で、公称のバッテリー駆動時間は約10.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)だ。右側面のUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)はUSB PD(Power Delivery)に対応しており、USB PD対応機器による柔軟な運用も可能だ。
同社独自のUSB PD対応の出力100Wアダプターも用意されており、BTOのカスタマイズ画面で同時にオーダーができる。
CPUにはIntelのCore Ultra 7 155Hを搭載する。開発コード名「Meteor Lake」で知られるCore Ultraシリーズの中でも定番的な存在だ。
このCore Ultraは、従来のIntelプロセッサと異なり、Compute/Graphics/SoC/IOと4種類のダイをタイルとして組み合わせて1つのCPUパッケージとするタイルアーキテクチャを採用している。
メインとなるComputeタイルには、従来同様に性能優先のPコアと電力効率優先のEコアを実装するが、SoCタイルには省電力優先のLP Eコアを統合しており、3種類のコアを最適に使い分ける。
本製品が搭載するCore Ultra 7 155Hでは、Pコアが6基(12スレッド)、Eコアが8基、LP Eコア2基、合計で16コア22スレッドという仕様だ。パワフルなクリエイティブパフォーマンスと電力効率の高さを両立する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.