ここからは、ベンチマークテストの結果を見よう。Mouse Control Centerで選べる動作モードは、特に言及がない限り最高性能の「パフォーマンス」に設定している。
CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコアは、CPUが827pts、CPU(シングルコア)が105pts、GPUが9873ptsだった。Core Ultra 7 155H、およびNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載機(最大グラフィックスパワーは100W)として期待されるスコアはしっかり出ている。
ゲーム向けの3D描画性能のテストである3DMarkのスコアも優秀だ。Steel Nomad/Steel Nomad Light共にGeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリ8GB)搭載機の平均スコアを上回っている。Premiere Proでのモーショングラフィックスのレンダリング、エンコード性能も高速で、高レベルのクリエイティブパフォーマンスを備えていることが分かる。
なお、高負荷時の動作音は、パフォーマンスモードでは少し大きめだ。コンパクトなフォームファクターでしっかり性能を出しているため、仕方がないところだろう。動作音を抑えるバランスモードや静音モードも用意されているので、うまく使い分けると良いだろう。
DAIV S4-I7G60SR-Cは、14型のコンパクトなボディーながらパワフルなCPUとGPUを搭載している。キャリブレーション済みの画面やThunderbolt 4端子も採用しており、クリエイティブのプロユースでも使える専門性を備えているのが魅力だ。
14型で約1.76kgのボディーは電車通勤を想定するなら少し重いが、可搬性は十分にある。ロケ撮影やスタジオ撮影の現場では、14型ならではの取り回しやすさ、扱いやすさは重宝するだろう。一般的な用途に使うPCとしても使いやすい内容なので、プロだけでなく、汎用(はんよう)的なPCからクリエイティブ適性の高いPCへステップアップしたい人、クリエイティブ用途で使いつつ、ゲームや学習などにも幅広く使いたい人にも向いている。
標準構成の直販価格は26万9800円だ。メモリを32GBに、SSDを1TBにするとちょうど30万円になる。可搬性の高さや色再現性の高い画面を搭載していることを考えると理解できる価格だろう。また、10月9日午前10時59分まではオータムセールも開催中で、本機を5000円オフで購入可能なのも見逃せない。標準で3年保証が付帯している点も魅力的で、クリエイティブ用途で安心して使えるノートPCを探しているならば、検討に値する製品だろう。
白色ボディーに外部GPUを搭載! マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-B」を試して分かった設定の妙
マウスのクリエイター向けノートPC「DAIV S4」にUSキーボード構成登場 BTOオプションでプラス6160円
マウス、広色域表示16型WQXGAディスプレイを備えたクリエイター向けノート「DAIV R6」
「兄と一緒にゲームをしたい!」 マウスコンピューターの「親子パソコン組み立て教室」が2024年も大盛況
インテルが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」搭載ノートPCを国内初披露 どんなモデルがある?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.