マウスコンピューターの「DAIV Z4-I7G50SR-B」は、同社のクリエイター向けPCブランド「DAIV」シリーズから登場した、新しい14型ノートPCだ。
約1.32kgのスリムでコンパクトなボディーながら、14コアのIntel第13世代CoreプロセッサとNVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU、キャリブレーション済みの14型液晶ディスプレイの搭載など、クリエイターPCらしい構成になっている。実機を入手したのでレビューしよう。
本機のボディーサイズは、約308.8(幅)×213(奥行き)×16.8(厚さ)mm、重量は約1.32kgだ。一般的なビジネス向けのモバイルノートPCと大差ない重さで、軽くはないが持ち運びも楽に行えるだろう。
ビジュアルも派手さはないものの、程よく洗練されている。明るいシルバーの素材は表面をサンドブラスト加工で仕上げており、親しみやすさと上質さのバランスがうまく取れた仕上がりだ。すべすべとした手触りで、手の脂などが付きにくいのも好印象といえる。
バッテリー容量は99Whで、公称のバッテリー駆動時間は約18時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)と長い。
標準のACアダプターは出力150Wで大きさはそれなりにあるが、左右にあるUSB Type-C端子はUSB Power Delivery(PD)に対応するため、USB PD対応電源による柔軟な運用が可能だ。
BTOでは同社独自のUSB PD対応100Wアダプターも用意されており、カスタマイズ画面で同時にオーダーできる。
本機は薄型ボディーながら、CPUはかなりパワフルだ。Intelの第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)のノートPC向けSKUで、高性能なHシリーズに属するCore i7-13700Hを採用している。
Core i7-13700Hの熱設計の目安となるPBP(Processor Base Power)は45Wだ。一般的なPCでは、14型クラスだとPBP 28WのPシリーズやPBP 15WのUシリーズが多いが、クリエイター向けPCということで、よりマルチスレッド性能が高いHシリーズを選択しているのだろう。
PBPが高いほどパフォーマンスでは有利な一方、本来の性能を発揮させるための放熱設計のハードルは上がるが、そのあたりは後で検証しよう。
続いて、液晶ディスプレイや内部スペックを確認する。
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