外部GPUとして、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU(グラフィックスメモリは6GB)を搭載する点も魅力的だ。
GPUのクリエイティブ活用は年々進んでおり、リアルタイムプレビュー、レンダリング、エンコードなどGPUが活躍する場面は多い。特に最近はノイズ除去、/超解像/AI生成などAIを活用した処理も多いだけに、クリエイティブ用途での実績があり、AI推論にも強いNVIDIA GeForce RTXシリーズのGPUを採用しているのとそうでないのとでは、クリエイターPCとしての価値が大きく違ってくる。
もちろん、最新のGeForce RTX 40シリーズの方がベターではあるが、コストパフォーマンスを考慮すれば、本製品のGeForce RTX 3050 Laptop GPUも十分アリな選択だろう。クリエイティブユースではグラフィックスメモリを使うだけに、4GBではなく6GBを搭載しているのもポイントだ。
外部GPUとして、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU(グラフィックスメモリは6GB)を搭載している。RTX 40シリーズの登場で最新ではなくなったが、クリエイティブ用途での役割は大きい本機のメモリはDDR5-4800(PC5-38400S SO-DIMM)、ストレージはPCI Express 4.0 x4接続のNVMe SSDと、高性能な部品を装備している。
標準容量はメモリが32GB(16GB×2)、SSDは500GBとなっている。SSD容量はクリエイター向けPCとしては少ないが、BTOでのカスタマイズに対応しており心配は無用だ。
BTOではメモリは最大64GB(32GB×2)まで、ストレージ容量は最大4TBまで搭載することができ、高速なメジャーブランドのSSD(Samsung PM9A1やWD_BLACK SN850X)を指定することもできる。
CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア。一般的なPCIe 4.0 x4対応インタフェースのSSDと比べると物足りないスコアではあるが、実用十分な性能だろう。BTOでより高速なSamsung製やWestern Digital製のSSDも指定できる液晶ディスプレイのサイズは14型で、2880×1800ピクセル表示(アスペクト比16:10)に対応する。パネルの表面は、照明などが映り込みにくいノングレア仕様だ。
インターネットコンテンツの基準であるsRGB 100%の色域をカバーするだけでなく、工場出荷前にカラーサイエンス大手であるX-Riteの専用ソフトウェアとセンサーを用いたキャリブレーションを実施しており、sRGBの色空間上で、色差⊿E≦2を満たす高い色再現性を備える。いわゆる「正しい色」を表現できる状態で出荷されており、安心してクリエイティブワークに活用できる。
表示領域も2880×1800ピクセルと、一般的なフルHDよりの約3.1倍の情報量で、縦の情報量が多い16:10のアスペクト比、画素ピッチ243ppiでドットが見えない精細な表示も、クリエイターにとってはうれしいところだろう。
次に、インタフェース回りをチェックしよう。
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