約1.32kgで本格派! マウスの新型「DAIV Z4-I7G50SR-B」は持ち運びやすさとクリエイティブ適性を両立させたモバイルPCだった(4/5 ページ)

» 2023年08月17日 12時00分 公開
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クリエイター適性の高いパフォーマンスを実現

 ベンチマークテストの結果を掲載しよう。特に言及がない限り、Windows 11の電源設定は「最適なパフォーマンス」、Mouse Control Centeの動作モードは「バランス」に設定している。比較対象として、2021年発売の旧世代ゲーミングノートPC(17型、約2.4kg)のスコアも掲載した。なお、性能テスト時の室温は28度前後に調整している。

マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 テストに利用した機材の主なスペック
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 Mouse Control Centerのモードは「バランス」中心にテストしている

 CINEBENCH R23(最低測定時間10分)のスコアは12614ptsだった。Core i7-13700Hのフルパワーとはいかないようだが、モバイルPC向けのCPU(UシリーズやPシリーズ)とは一線を画すパフォーマンスを示している。

 比較対象に対してCPUパワーでは明らかに勝っているが、GPUの比重が大きなテストではリードを許す場面も見られる。搭載GPUは両者で同じだが、比較対象は17型画面の大柄な製品だ。室温が高い時期に、半分程度の重さしかない薄型のフォームファクターでそれに張り合えているのだから十分な性能だろう。クリエイティブ適性の高さは、しっかりと示すことができているといえる。

マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 CINEBENCH R23のスコア比較。比較対象に対し、CPUスコア/CPU(シングルコア)ともに順当にリードした
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 PCMark 10のスコア比較。日常操作(Essentials)、オフィス(Productivity)、コンテンツ制作(Digital Content Creation)、いずれのスコアも順当に良い
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 PCMark 10のモード別スコア。負荷が高いコンテンツ制作(Digital Content Creation)のスコアで差が顕著だ
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 PCMark 10/Modern Office Battery Lifeの結果(バランスモード/画面の輝度50%)。バッテリー残量100%から2%まで9時間6分動作した
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 ゲーム向けの描画性能を計測する3DMarkのテスト結果。大抵のゲームは標準的な画質で快適にプレイできるスコアだ。Port Royalのスコア差は、グラフィックスメモリが2GB多いことによるものだろう
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 UL Procyon Benchmark Suites/AI Interface Benchmarkのスコア比較。GPUのAI推論性能のテストで、放熱設計の影響か比較対象に少しリードを許している
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(1920×1200ピクセル/標準品質)のモード別スコア
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 Premiere Proのテスト結果。4K/24pのクリップ11本(合計約5分)で構成したシーケンスの書き出しにかかった時間を比べた。比較対象にはやや分が悪いが、4K/30pまでならビデオ編集用としても実用十分な性能だろう
マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-B クリエイター向け ノートPC 14型 軽量 Lightroom Classicのテスト結果。現像出力では勝っているが、AIノイズ除去では逆転されている。GPUへの負荷が高く、処理が長時間に及ぶことが影響していると思われる

 最後に、高負荷時の発熱や騒音をチェックする。

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