この頃、「スマートリング」と呼ばれるウェアラブルデバイスの認知度がじわじわと上がっています。「Oura Ring」を筆頭に、最近は「Galaxy Ring」の日本発売も話題になりました。
私も「そろそろ自分も一度使ってみようか」とスマートリング製品を物色していたところ、タイミングよくクラウドファンディングが始まる「RingConn 第2世代」を知り、「なんだか良さそうだ」という印象を受けたので支援を申し込んだところ、予定よりも早く製品を受け取れたので既に利用を始めています。
私はスマートウォッチに関しては初代Apple Watchからのユーザーであり、GarminやWithings、ソニーのwena3、HEALBE GoBe3なども使ってきました。スマートリングは今回が初めてです。そんな視点から、スマートリングのメリットやデメリットを考察していきたいと思います。
RingConn 第2世代は、要するに装着しているだけで心拍数や睡眠などのヘルスケアデータを取得できる指輪型ガジェットです。
Apple Watchを普段使っている自分としては、取得できるデータは大きく変わりません。「心拍数」「睡眠」「歩数」「血中酸素濃度(SpO2)」「皮膚温の変化」などが取得できます。ただし、あくまで医療機器ではないので医療目的には使えず、日常的な健康管理に活用するためのものです。
取得したデータは専用のスマホアプリが処理/分析してくれます。ストレスや睡眠時の呼吸モニタリングなど、健康に役に立つデータがチェックできます。指輪とスマホはBluetooth接続でデータを同期します。
なお、スマホの通知をお知らせするような通知機能はありません。純粋に健康に関するデータを取得できるガジェットです。
今回、初めてRingConn 第2世代を購入しましたが、実は以前からスマートリングには興味を持っていました。しかし、当時は市場の先頭を走っていたOura Ringがサブスクリプションモデルで展開していたのです。Apple Watchユーザーの私にとって、サブスクの契約が必要なスマートリングには二の足を踏んでいました。既にスマートウォッチを利用している層が、月額料金を支払ってまでスマートリングに移行するケースは少ないかもしれません。
そうした背景もあり、RingConn 第2世代が打ち出した“サブスク不要”という売りは、購入の決め手になりました。
もう1つ重要な点があります。RingConn 第2世代は、iOSの「ヘルスケア」やAndroidの「ヘルスコネクト(Google Fit)」といったOS標準のヘルスデータ管理基盤と連携できます。
私はApple Watchを中心に複数のガジェットでヘルスデータを集めているため、最終的に「Appleヘルスケアにデータ連携できるか」が非常に重要になります。いくら個別の専用アプリが優秀でも、長い目で見たときに、結局データを破棄する羽目になると考えているためです。
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