手のひらサイズのミニデスクトップPC「GEEKOM GT13 Pro 2025 エディション」を試して分かったこと(3/3 ページ)

» 2025年05月07日 15時00分 公開
[山本竜也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ポテンシャルはあるがフルに性能を引き出せていない

 ここからはベンチマークのスコアを確認していこう。比較のため、「GEEKOM A6」(Ryzen 7 6800H/32GBメモリ)、「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS/32GBメモリ)と「ROG Flow Z13」(Core i9-13900H/16GBメモリ、GPUはIntel Iris Xe Graphicsを使用)のスコアも併記している。

 まずはCPUの性能を測るCINEBENCH R23の結果だが、マルチコアで「1万1106pts」、シングルコアで「1722pts」だった。ROG Flow Z13と比較しても、Core i9-13900HKのスコアとしては、低めな印象だ。以前にレビューした「GEEKOM NUC MINI IT13」の場合と同様にCPU性能に対して廃熱が間にあっていないと考えられる。やはりこのクラスのCPUをフルに生かすには、もう少し大きなボディーや冷却装置が必要になるのだろう。

GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition Core i9-13900HK ミニPC 小型デスクトップPC CINEBENCH R23のテスト結果

 PCの総合的な性能を計測するPCMark 10のスコアは「5741」だった。日常的なPC作業のEssentialは「9772」、オフィス作業のProductivityは「7304」、写真や動画などのデジタルコンテンツ編集のDigital Content Creationは「7193」という結果になった。

 このスコアであれば、一般的なオフィスユースで困ることはないだろう。GPUはCore i9-13900HK内蔵のIntel Iris Xe Graphics eligibleだが、Digital Content Creationのスコアも7193あるので、本格的な動画編集は厳しくても、ちょっとした画像編集程度は問題なくこなせると考えていいだろう。

GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition Core i9-13900HK ミニPC 小型デスクトップPC PCMark10のテスト結果
GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition Core i9-13900HK ミニPC 小型デスクトップPC Digital Content Creationがやや低いが、Photo Editing Scoreは1万1489もあり、簡単な写真編集であれば問題はないだろう

 グラフィックス性能を測る3DMarkのテスト結果は下記の通りだ。スコア的にはRyzen 7 6800Hにも届いておらず、PCゲームを快適にプレイできるとは言い難い。

GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition Core i9-13900HK ミニPC 小型デスクトップPC 3DMarkのテスト結果

 試しに、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONのベンチマークを実施したところ、軽量品質/1920×1080ピクセル/フルスクリーン設定で「2905(やや重い)」という結果になった。解像度を1280×720ピクセルまで落とすと、軽量品質で「4211(普通)」になったので、軽めのゲームであれば設定次第で何とかといったところだ。

GEEKOM GT13 Pro 2025 Edition Core i9-13900HK ミニPC 小型デスクトップPC FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークは、軽量品質/1920×1080ピクセル/フルスクリーン設定で「2905(やや重い)」という結果になった

 手のひらサイズのミニPCにCore i9-13900HKを詰め込んでも、フルに機能を生かすのは難しそうだというのが正直な感想だ。コンパクトさを優先するのであれば、同じサイズで価格も安いGEEKOM A6でも十分だろう。

 ただ、Core i9-13900HKはグラフィックス性能が弱いものの、CPUとしてのポテンシャルは間違いなく高い。オフィスユースでは少々オーバースペックな気もするが、USB4経由で外部GPUボックスを接続するなど、カスタマイズのベースとしては面白そうなモデルだ。

(製品協力:GEEKOM)

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 14型モバイルノートPC「FMV Note U」に新モデル登場 約634gモデルに加えて「ゴジラ-0.0」コラボモデルも (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー