「GEEKOM NUC A8」は、NUCスタイルのミニPCを多数そろえるGEEKOMから登場した、AMD Ryzenプロセッサ搭載の新型ミニPCだ。TDP 45Wの高性能ノートPC向けRyzen 8040HSシリーズを採用したスペックとコストパフォーマンス、洗練された外観が主な特徴となる。
基本スペックの違いで2種類のモデルがあるが、今回はRyzen 9 8945HS/32GBメモリ/2TB SSDの上位モデルの実機を入手した。性能や使い勝手をレビューしていこう。
本機の具体的なボディーサイズは約112.4(幅)×112.4(奥行き)×37(厚さ)mmで、容積換算すると約0.47Lだ。重量は実測で428gだった。
「NUC」といっても最近は解釈が拡大していて、サイズがかなり大きな製品もあるが、本製品は正真正銘の「手のひらサイズ」といえるフォームファクターだ。VESAマウント用プレートも付属しており、液晶ディスプレイの背面に取り付けられるのもポイントである。
電源は内蔵しておらず、出力120WのACアダプターで駆動する。ACアダプターの実測重量が376gとスリムだ。電源ケーブルがややかさばるものの、ACアダプターの本体は薄型で軽量にまとまっている。
シルバーのボディーは、大部分がアルミニウム製だ。マテリアルについて詳細な記載はないが、表面の処理は上質で、傷や皮脂も付きにくい仕上げで外観も洗練されている。
また、背面と底面はブラックで、この部分は樹脂が使われているが、ここに無線通信機能のアンテナを配置する。
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