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容積約0.48L! 最新の「Intel NUC 13 Pro」は手のひらサイズで想像以上の快適さを備えた超小型PCだった(1/3 ページ)

» 2023年05月11日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]
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 Intelが展開する「Intel NUCシリーズ」から、モバイル向け第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)を搭載する最新モデル「Intel NUC 13 Pro(開発コード名:Arena Canyon)」が登場した。

  NUC 13 Proには、完成品である「ミニPC」、ベアボーンの「キット」、組み込み用途向けの「ボード」の3タイプが存在する。ミニPCとキットについては、小型で背の低い「スリム」と、背が高く2.5インチストレージを内蔵できる「トール」の2種類の形状から選択可能で、ボードも含めてラインアップは多岐に渡る。

 今回、Core i7-1360Pを搭載するスリムボディーのキット製品「NUC13ANKi7」(実売価格10万円前後)を評価する機会を得た。パフォーマンスや放熱など、気になる所を検証していこう。

本体全景 Intel NUC 13 Pro(NUC13ANKi7)は、Core i7-1360Pを搭載するスリムボディーのベアボーンキットだ。ボディーの容積は約0.48Lとコンパクトである
評価キット全景 今回はIntelが提供する評価キットを利用してレビューを行う。キットのパッケージは細長いものだが、実際の製品のパッケージとは異なることに注意したい
キットの中身 キットの中身は、さながらギフトボックスのようだった。内箱の右側に見えるのが、NUC 13 Proの本体だ

約0.48Lのコンパクトボディー ACアダプターは120W出力

 今回レビューするNUC 13 Proは、先述の通りスリムタイプのボディーを持つ。突起部のぞく具体的なサイズは、約117(幅)×112(奥行き)×37mmで、容積換算すると約0.48Lだ。「おおむね手のひらサイズ」と言っても差し支えないコンパクトさだ。

 16GB×2(合計32GB)のSO-DIMMモジュールと512GBのM.2 SSDを搭載した状態での実測重量は534gと、本体の重量も軽めである。

とにかくコンパクト 容積換算すると約0.48Lのボディーはとにかくコンパクトだ
ボトルと並べる 手元にあった500mlの無水エタノールのボトルと並べてみる。このボトルとほぼ同じ容積に、最新PCのエッセンスが詰まっている
535g 16GB×2(合計32GB)のSO-DIMMモジュールと512GBのM.2 SSDを搭載した状態での実測重量は534gだった

 ただし、このサイズなので電源は内蔵していない。120W出力のACアダプターが付属しているので、それを介して電源を得ることになる。このACアダプターのサイズは約68(幅)×137(奥行き)×25(厚さ)mmで、そこそこの存在感を持つ。付属のケーブル込みでの実測重量は約407gだった。

ACアダプター 電源は内蔵しておらず、ACアダプターが付属している
ACアダプター ACアダプターは台湾電子工業(DELTA ELECTRONICS)製で、出力は120W(20V/6A)となる
実測重量 付属のケーブル込みでACアダプターの重量を量ると407gとなった

 電源を入れると、本体の内側がほんのりと青く光る。フルサイズのキーボードと組み合わせて使うと、本体のコンパクトさがより際立つ。

光っている 動作中は内部のLEDが青色に光る
小さい フルサイズのキーボードと組み合わせると、小ささがより際立つ

シンプルな内部構造

 本体底部の4本のねじを外すと、底部カバーのみが外れて内部へとアクセスできる。内部構造はとてもシンプルで、メモリソケット×2と、ストレージ用M.2ソケット×2へとすぐにアクセスできる。

 メモリソケットは、DDR4-3200(PC4-25600)対応のSO-DIMMソケットで、最大で64GB(32GB×2)まで搭載可能だ。

 ストレージ用M.2スロットは、PCI Express(NVMe)接続SSD用のType 2280ソケットと、Serial ATA接続SSD用のType 2242ソケットという構成となる。

 先述の通り、今回評価するNUC13ANKi7はベアボーンキットなので、本来はメモリモジュールとSSDを別途用意しなければならない。しかし、今回は評価キットということで、Kingston製のDDR4-3200メモリ(16GB×2)と、Samsung Electronics製のNVMe SSD(512GB)が付属していた。

 NUC13ANKi7には、SSD用とは別に通信モジュール用のM.2ソケットも用意されている。ここにはIntelのWi-Fi 6E/Bluetoothモジュール「Intel AX211NGW」がプリセットされており、アンテナの配線も済んでいる。

 この手の小型PCでは、Wi-Fi/Bluetoothアンテナの取り付けに難儀することが意外と多い。あらかじめセット済みなのは、非常に助かる。

天面 本体の天面部はフラットだ
底面 本体の底面の四隅には、ゴム足を兼ねた固定用ネジがある。メモリスロットやM.2スロットにアクセスする場合は、このネジを外せばいい
外した 底面カバーを外したところ。底面カバーのSSDが来るあたりには、ヒートスプレッダと熱伝導シートが装着されている
内部全景 内部の全景。メモリソケットはDDR4規格のSO-DIMMで、SSD用M.2ソケットはNVMe専用のType 2280サイズと、Serial ATA専用のType 2242サイズがある。NVMe SSDはWi-Fi 6E/Bluetoothモジュールの“真上”に装着することになる
AX211NGW 通信カード用のM.2ソケットには、Wi-Fi 6E/Bluetoothモジュールと「Intel AX211NGW」が装着されている。このモジュールは標準装備で、アンテナの配線も済ませてある
メモリ 評価用キットに付属していたKingston製DDR4-3200S SO-DIMMモジュール。ラベルには「KVR32S2208/16」とある
SSD 同じく評価用キットに付属していたSamsung Electronics製のSSD「PM9A1(MZVL2512HCJQ)」。PCI Express 4.0 x4接続で、ノートPCでも採用例は多い
速度テスト SSDの速度を「CrystalDiskMark 8.0.4」で計測してみた結果。PCI Express 4.0 x4対応SSDの性能をしっかり発揮できている
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