エムエスアイコンピュータージャパンは8月27日、都内で発表会を開催して量子ドット有機EL(QD-OLED)パネル採用のディスプレイの概況や現状を紹介、今後投入する新製品を公開した。
いずれの新製品も国内での発売日や価格は未定だが、一部のモデルは9月25日スタートの「東京ゲームショウ2025」(TGS)で展示される見込みだ。
今回明らかになった新モデルは、31.5型の「MAG 322UP QD-OLED E16」、26.5型の「MPG 271QR QD-OLED X50」「MAG 272QP QD-OLED X50」「MAG 272QP QD-OLED X24」の4製品だ。
上位モデルは同社初となる最大500Hzの高いリフレッシュレートをサポートしており、2025年第4四半期の発売を見込む。
QD-OLEDはSamsung Displayが開発した次世代OLEDで、青色の有機EL画素をベースにしてフルカラー発色にカラーフィルターを使わず、量子ドット(Quantum Dot)部材を活用することで、オリジナルの青色光から赤や緑へ波長を変換して3原色を再現する、色表現に秀でた表示方式だ。
MSIはQD-OLEDを搭載したモデルを多数製品化しており、2025年は7月時点で2024年の年間実績に並ぶほどの販売台数を達成し、2027年まで3年連続で前年比約1.5倍の販売台数成長を見込んでいるという。
パネルの焼き付き防止技術は「OLED Care 3.0」になり、AIとディスプレイ下部に備えたカメラセンサーで画面を制御する。人間以外(写真ではMSI公式キャラクター「ラッキーくん」のぬいぐるみ)が画面の前に現れてもパネルはオフのままで、人間が座るとオンに切り替わって焼き付きを防ぐ
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