サードウェーブは9月18日、ゲーミングPCブランド「GALLERIA」(ガレリア)のデスクトップPC製品をリニューアルしたと発表した。異なるニーズに向けて製品を4シリーズ+1カテゴリー体制に変更し、同日から新デザインのPCケースを採用した複数の新製品を発売している。製品発表会では報道陣向けに実機が披露された。
GALLERIAブランドの製品はこれまで、単一のシャシー(PCケース)を中心に展開してきたが、今後は複数のコンセプトに向けた複数のPCケースをベースとした製品をシリーズ展開する。
S SeriesはGALLERIAブランドで最上位モデルに位置付けられる。AMD Ryzen ThreadripperやNVIDIA GeForce RTX 5090など、あらゆるハイエンドパーツを搭載可能で、フルタワー構造と独立した電源ユニットのチャンパー設計、前面に配置した水冷ラジエーター、最大8基のケースファンを生かした効率的なエアフローといった優れた冷却設計によって、GALLERIAブランドで最高峰の体験を約束するという。
開発の背景として、これまでGALLERIAブランドのデスクトップPCは、一般的なユーザーに向けたラインアップを中心としており、よりハイエンドやハイパフォーマンスコンピューティングといった用途に向く最先端な構成の製品は限られていた。
しかし、近年は個人レベルのゲーミングやクリエイティブ用途においてもAIの処理やマルチタスクといった高負荷な作業が増加している。よって個人向け製品であっても、さらなるハイパフォーマンスを発揮できるような製品として仕上げた。性能を最重視するようなユーザーがターゲットになっている。
LEDファンを搭載したライティング重視のモデルと、Noctua(ノクチュア)製ファンを搭載した静音重視モデルの2モデル展開となる。
おすすめ構成のAMD Ryzen 9 9950X3D、NVIDIA GeForce RTX 5090(グラフィックスメモリは32GB)、64GBメモリ(DDR5)2TB Gen5 SSDを搭載したモデル「GALLERIA SMR9E-R59-GL」の価格は99万9980円。
X Seriesはブランドのコアを担い、ゲーミング用途やクリエイティブ用途といった多様な構成に対応できるスタンダードなシリーズとなる。BTOで構成できるパターンは450モデル超に上る。
従来製品から続く設計思想や実績を継承しつつも、冷却性能やメンテナンス性を現代向けに刷新している。具体的には、本体のフロント両サイドに設けたエアインテーク設計によって従来製品比で空気流入面積は265%、吸気量は313%に向上しているという。
トップパネルにはメッシュ構造を採用し、さらに360mmの簡易水冷クーラーや140mmファンも搭載できるようにした。工具不要で簡単にパネルを取り外せるクイックケアシステムも採用している。
カラーバリエーションはガンメタルとホワイトで、特にホワイトは配色バランスを見直し、明るく見えるように工夫したという。
おすすめ構成のAMD Ryzen 7 7700/NVIDIA GeForce RTX 5070(グラフィックスメモリは12GB)/16GBメモリ(DDR5)/1TB Gen4 SSD)を搭載したモデル「XPR7A-R57-GD」の価格は24万9980円となる。
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