変形ロボのような2画面Androidデバイス「ONEXSUGAR SUGAR1」登場! 小型GPUボックスなどOne-Netbook Technologyの新製品が続々(3/4 ページ)

» 2025年09月25日 17時30分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

2年をかけて生まれた変形2画面ゲーム機「ONEXSUGAR SUGAR1」(11月下旬発売予定)

 ONEXSUGAR SUGAR1は、“変形2画面”を備えるAndroidベースのポータブルゲーム機だ。本製品はOne-Netbook Technology社内で企画されたものではなく、中国・アモイに住むゲーム愛好者リーフ氏の構想を形にしたものだ。日本では16GBメモリ/512GBストレージの1構成で、カラーはブラックとホワイトから選べる。直販価格は10万8000円で、先行予約キャンペーンを適用すると9万7200円で購入可能できる。

ONEXSUGARのストーリー ONEXSUGARにまつわるストーリー
Leaf氏 ONEXSUGAR SUGAR1開発責任者のリーフ氏

 リーフ氏は、日本のアニメやゲームに幼い頃から親しみ、最高のガジェットが次々と発売されていた“甘い(Sugar)時代”を思い出させるような、どこにもないゲーム機を作りたいと考えていたところ、One-Netbookと出会ったという。

甘い時代 ここでは「甘い思い出」とあるが、「おもちゃのような楽しさをもたらしたい」という意味も込めてあるという
二人が出会った リーフ氏が住んでいたアモイと、One-Netbookが本社を構える深センの距離は約573km
新しいゲーム機 両者が出会うことで、全く新しいAndroidゲーム機を開発できたという

 「他にはないオリジナルのゲーム機」を量産するためにかけた開発期間は約2年で、金型の大幅な変更を52回、プロトタイプから7回の更新を経て、2画面トランスフォーマーAndroidゲーム機としてSUGAR1を完成させた。

試行錯誤 発表会では幾度となく「地獄のような大変さ」という言葉が用いられていた。それほど開発は困難を極めたということだ

 ONEXSUGAR SUGAR1は、2160×1080ピクセル(アスペクト比18:9)の6.01型メインディスプレイと、1240×1080ピクセル(アスペクト比8:7)の3.92型セカンドディスプレイを搭載している。いずれも有機EL(OLED)パネルで、sRGB色域カバー率は100%、最大輝度は450ニトというスペックとなっている。

ディスプレイ デュアルディスプレイは、いずれも有機ELパネルを採用する

 ゲームコントローラーは、本体とヒンジで接続されていて上下に移動できる。またサブディスプレイはメインディスプレイの背面側に折りたたむことも可能だ。

 これらの機構により、メインディスプレイとコントローラーでプレイする「ポータブルゲーミングモード」、コントローラーを独立させてメインディスプレイでプレイする「変形型コントローラーモード」、ポータブルゲーミングモードでセカンドディスプレイを立ち上げる「スタンダードモード」、そしてセカンドディスプレイの脇にコントローラーを移動させる「上下反転モード」を切り替えて使える。

 コントローラーは正面から見て上下と前後に動かすため、ヒンジ部に一定の強度が求められる。そのため、柔らかいプラスチック素材にアルミニウム合金フレームを内蔵することで、耐久性を高めたという。

さまざまなモード ここには2種類しかないが、4スタイルのモードでゲームをプレイできる
ヒンジ部 ヒンジに施された工夫
丈夫だが精密 ヒンジは高耐久性を追求しつつも、滑らかに動くよう精密に作られている

 興味深いのは、コントローラーを上から下、下から上へ動かすなどモードを変えることで、キーの位置を自動で変える機構だ。つまり、スタンダードモードで十字キーだったものが、上下反転モードにすると、ABXYボタンに変わるようになっている。

 使いやすさを高めるべく、十字キーをマグネットで着脱できるようにしたのも特徴だ。リーフ氏は、「磁力の調整を3度行ったことにより、派手に動かしても、十字キーがABXYボタンから外れることはない」と語る。「装着した十字キーを水平方向に回せるので、ハンドスピナーとして楽しむこともできる」と実演して、磁力の強さをアピールした。

モード モードによってボタンの機能が変化する
十字キー 十字キーは着脱式で、向きが変わっても使えるようになっている

 SoCはQualcommの「Snapdragon G3 Gen 3」で、メモリは16GB、ストレージは512GBを備えている。「原神」や「ゼンレスゾーンゼロ」といったAAAタイトルもストレスなくプレイ可能だ。

 発熱を感じにくくするために、SoCはメインディスプレイ裏、バッテリーはセカンドディスプレイ側に分散している。バッテリーは5400mAhと大容量で、シングルスクリーン時で最長8時間のゲームプレイが可能だ。

長時間プレイできる 大容量バッテリーを搭載することで長時間プレイできる
SoC 最新のゲーミングデバイス向けSoC「Snapdragon G3 Gen 3」を搭載する

 2画面かつトランスフォーマータイプのゲーム機ということで、専用設定コンソール「SugarConsole」も搭載している。これにより、「L1とL2キーの切り替え」「上下画面の入れ替え」「ボタンレイアウト変更」「画面の明るさ調整」「キーマッピング」などを行える。

Sugar Console 専用のSugar Consoleを搭載する

 また、メインディスプレイでアスペクト比4:3のレトロゲームをプレイしたいときのために、「スクリーンオーバーレイ」機能を搭載する。これは、18:9のメインディスプレイの両端に黒帯を表示し、擬似的に作り出された4:3(16:9/3:2も選択可)の画面内でゲームをプレイできるという機能だ。黒帯の代わりに、好みの写真を背景に表示させることもできる。

 電源ボタンと音量ボタンはモード(形態)によって隠れてしまうことがあるので、2組搭載されている。

スクリーンオーバーレイ スクリーンオーバーレイ機能は、独自のマスクエンジンにより実現している

 インタフェース類は、フル機能のUSB Type-C端子とmicroSDメモリーカードを搭載している。USB Type-C端子は映像出力にも対応しており、TVや外付けディスプレイなどに画面を投影することも可能だ。

 OSはAndroid 14をプリインストールする。本体サイズは、シングルディスプレイモード時で約218.5(幅)×96.1(奥行き)×40.9(高さ)mm、デュアルディスプレイモード時で約184.2(幅)×163.5(奥行き)×40.9(高さ)mmで、重量は約486.3gとなる(奥行きと高さは最大値)。ボディーカラーはホワイトとブラックの2種類となる。

カラーバリエーション カラーバリエーションはホワイトとブラックの2種類
価格 価格

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 14型モバイルノートPC「FMV Note U」に新モデル登場 約634gモデルに加えて「ゴジラ-0.0」コラボモデルも (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー