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オフィス内で紙を作る! 麻布台ヒルズで動くエプソンの製紙機「PaperLab Q-5000」を見てきた(2/2 ページ)

» 2025年09月26日 06時00分 公開
[ITmedia]
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オフィスに導入された「PaperLab Q-5000」を見てきた

 オフィス内で使用済み用紙から新しい紙を再生するPaperLabだが、累計販売台数は新旧モデル合計約80台で、新型機(Q-5000/Q-40)でさらに導入を推進するという。

 麻布台ヒルズにある森ビルのオフィスでは複合機などと共にPaperLab Q-5000が設置されており、サイズはそれなりに大きいが、特段違和感があるというほどでもない。

 設置に必要なのは200Vの電源のみで、上下水道設備は不要だ。PaperLab Q-5000は前面操作が可能なため、壁に密着させての設置にも対応できる。さらに、分散板を使用するため、一般的なオフィスフロアの耐荷重でも問題ないという。

 おおよそ、投入した700枚の紙から約500枚の新しい紙ができあがり、1サイクル(約500枚の紙を生産)にかかる時間は約2時間(稼働前準備15分/製紙1時間半/稼働後処理10分)とのことだ。

エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 オフィスに設置されたPaperLab Q-5000。一般的な複合機のおおよそ3台分程度の設置イメージだ。稼働音も、動作している複合機などの音に混じる程度で、耳障りには感じなかった
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 まずは専用のシュレッダー(紙源プロセッサ)で使用済みの紙を裁断(紙片化)して機密情報を保護する
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 下部に重量センサーがあり、約700枚で満杯になるように設計されている
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 裁断化された紙(左)
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 裁断された紙片をPaperLabに投入しているところ。ふわふわした状態のまま投入するのがキモだそうだ。その後、内部でふるいにかけて色のついた繊維などが取り除かれる
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 内部でのりのようなものを添加して繊維を結合させて紙の強度を高め、繊維をシート状に堆積させてから加工/裁断してA4サイズの新しい紙を生成する。画面ではリアルタイムで進ちょくが表示される
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 製紙プロセス自体はほぼ無水となるが、機械内部の加湿(静電気防止)のために給水タンクへの水の補充が必要(本体に内蔵可能)だ
エプソングループ エプソン販売 森ビル 麻布台ヒルズ コラボレーション 製紙 製紙されたA4用紙

 製造された紙は印刷に使用でき、使用後は再び資源プロセッサに投入して繰り返し再生が可能だが、循環を維持するためには新しい古紙の投入も必要だという。

 森ビルでは、これからは社内だけでなく入居しているテナントを巻き込みたいが、テナント側でシュレッダー処理したものを回収したり、 専用シュレッダー(紙源プロセッサ)を設置したりと、もう一手間かけて分別してもらう必要があるという。

 エプソン販売は紙源プロセッサを各所に設置し、街全体での資源循環モデルの構築を目指しており、同時に水資源が貴重な海外への展開も将来的に見据えているとした。

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