nubia(ヌビア)傘下のREDMAGIC(レッドマジック)が、ゲーミングタブレット「REDMAGIC Astra」を発売した。価格はメモリ12GB+ストレージ256GBモデルが8万7800円、メモリ16GB+ストレージ512GBが11万4800円、メモリ24GB+ストレージ1TBモデルが14万9800円となる。
カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色展開だ。
REDMAGICは、2024年にも10.9型のゲーミングタブレット「REDMAGIC Nova」を発売しているが、Astraは9.06型と一回りコンパクトなサイズになっている。また同社によると、小型ゲーミングタブレットとして日本市場で初めて有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したモデルということだ。
今回、12GB+256GBのブラックモデルを試用する機会を得たので、実機レビューを通してその魅力を紹介していこう。
REDMAGIC Astraのディスプレイは、9.06型で2.4K(2400×1504ピクセル)表示対応のOLEDで、リフレッシュレートは最大165Hzまでサポートする。ピーク輝度は1600ニトと、全体的に高精細なディスプレイを持つゲーミングタブレットとなる。
ベゼル幅は上下/左右均等で約4.9mmとなっている。本体サイズは約134.2(幅)×207(奥行き)×6.9(厚さ)mmで、8.3型のiPad miniの約134.8(幅)×195.4(奥行き)×6.3(厚さ)mmとあまり変わらないサイズ感だ。
背面は、REDMAGICではおなじみとなっている、一部分が透明になっているデザインを採用する。内部基板が見えているようなデザインだが、実際の基盤が見えているわけではなくあくまでもデザインだ。
背面カメラは約13MPのシングル仕様だ。QRコードの読み込みなどには十分に使用できる。カメラの横には、REDMAGICの特徴ともいえる物理ファンが見える。ファンはLEDで発光可能だ。色は変えられないが発光パターンは何種類から選べる。
なお、同じく物理ファンを搭載するREDMAGICのスマートフォンでは、側面に吸排気口が開いているが、Astraには吸排気口が開いていない。スマートフォンよりも大きいタブレットのサイズを生かし、気流をボディー内部で循環させる設計になっているようだ。このため、物理ファンを内蔵しているにも関わらず、IP54の防滴/防じんに対応している。
横持ちした際の左側面には、指紋センサーを備えた電源ボタンが配置されている。右側面にはUSB Type-Cポートがある。USB Type-Cポートは中央から外れているが、これは横持ちした際に手が被らないように配慮されたものだろう。これにより、ゲーム中でもUSBで充電が可能だ。半面、両側から挟み込むタイプのコントローラーは装着しづらい。
横持ちした際の上面には、ボリュームボタンに加え、Magic Keyというスライドスイッチが搭載されている。標準ではGameSpaceの起動/終了に割り当てられているが、設定からカメラやフラッシュ、対面通訳の起動/終了などにも変更が可能だ。
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