横向きで持った際の左右に、DTS:X Ultra認証を取得したデュアルスピーカーを内蔵する。若干、低音の迫力が不足気味に感じるが、大きな不満はない音質だ。それよりも、スピーカーが中央に配置されているため、持ち方によっては手で塞いでしまうことがあるのが気になった。
また、イヤホンジャックは省かれているので、必要ならBluetoothもしくはUSB接続のイヤフォンを利用することになる。ゲーミングデバイスとしては、シンプルに3.5mmオーディオジャックを使いたい人も多いのではないかと思う。この部分は少し残念なところだ。
REDMAGIC Astraは、Qualcommのモバイル向けフラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite」を採用するハイエンドモデルだ。AnTuTuのスコアは「278万7450」で、現行のAndroidタブレットでは最高クラスのパフォーマンスを示している。
実際、アプリやブラウザの操作を含めて、もたつきを感じることは全くなく、非常に快適だ。
ゲームプレイでは「原神」を試してみたが、グラフィックス設定で画質が「高(デフォルト)」の状態でも非常にスムーズに動作する。また、フレームレートを30fpsに設定していても、Astra側のGameSpaceの設定で「優れた画質」から「高いフレームレート」をオンにすると、フレーム補間により60fpsで動作する。原神側で60fpsにしておけば、最大120fpsでのプレイも可能だ。
筆者は普段、あまりゲームをプレイする方ではないが、それでも60fpsと120fpsの差は実感できるほどに大きいと感じた。ゲームによっては、そこまでのfpsを必要としないものも多いとは思うが、1度は試してほしい機能だ。
REDMAGIC Astraのバッテリーは、8200mAhと大容量だ。原神を1時間ほどプレイしたところ、バッテリー消費は約15%だった。公称では約334分(約5.56時間)プレイできるという。
また、バッテリーを充電せずに本体に直接給電できる「充電分離機能」を備えている。USBケーブルを挿しっぱなしでゲームをプレイしても、バッテリーが発熱せずに劣化を抑えることができるというものだ。REDMAGIC Astraは映像の外部出力にも対応しており、ディスプレイに繋いでコントローラーを使用する場合にも使いやすい機能だろう。
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