片手サイズのハイエンドAndroidタブ「REDMAGIC Astra」を試して分かったこと(2/3 ページ)

» 2025年10月08日 12時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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内蔵スピーカーの性能はどう?

 横向きで持った際の左右に、DTS:X Ultra認証を取得したデュアルスピーカーを内蔵する。若干、低音の迫力が不足気味に感じるが、大きな不満はない音質だ。それよりも、スピーカーが中央に配置されているため、持ち方によっては手で塞いでしまうことがあるのが気になった。

 また、イヤホンジャックは省かれているので、必要ならBluetoothもしくはUSB接続のイヤフォンを利用することになる。ゲーミングデバイスとしては、シンプルに3.5mmオーディオジャックを使いたい人も多いのではないかと思う。この部分は少し残念なところだ。

nubia REDMAGIC レッドマジック ゲーミング タブレット REDMAGIC Astra Android スピーカーは短辺の中央に配置されている。持ち方によっては手でふさいでしまうことがあった

パフォーマンスをチェック

 REDMAGIC Astraは、Qualcommのモバイル向けフラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite」を採用するハイエンドモデルだ。AnTuTuのスコアは「278万7450」で、現行のAndroidタブレットでは最高クラスのパフォーマンスを示している。

 実際、アプリやブラウザの操作を含めて、もたつきを感じることは全くなく、非常に快適だ。

nubia REDMAGIC レッドマジック ゲーミング タブレット REDMAGIC Astra Android AnTuTuベンチマークのスコアは「278万7450」で、現行のモバイルデバイスではトップクラスだ
nubia REDMAGIC レッドマジック ゲーミング タブレット REDMAGIC Astra Android Geekbench 6の結果(左)と、3Dmark Wild Life Extreamの結果(右)

 ゲームプレイでは「原神」を試してみたが、グラフィックス設定で画質が「高(デフォルト)」の状態でも非常にスムーズに動作する。また、フレームレートを30fpsに設定していても、Astra側のGameSpaceの設定で「優れた画質」から「高いフレームレート」をオンにすると、フレーム補間により60fpsで動作する。原神側で60fpsにしておけば、最大120fpsでのプレイも可能だ。

nubia REDMAGIC レッドマジック ゲーミング タブレット REDMAGIC Astra Android GameSpaceの設定で「優れた画質」から「高いフレームレート」をオンにすると、原神側で60fpsの設定でもフレーム補間により120fpsでプレイできる

 筆者は普段、あまりゲームをプレイする方ではないが、それでも60fpsと120fpsの差は実感できるほどに大きいと感じた。ゲームによっては、そこまでのfpsを必要としないものも多いとは思うが、1度は試してほしい機能だ。

nubia REDMAGIC レッドマジック ゲーミング タブレット REDMAGIC Astra Android あまりゲームをしない筆者でも、60fpsと120fpsの差は大きいと感じられる

バッテリー持ち

 REDMAGIC Astraのバッテリーは、8200mAhと大容量だ。原神を1時間ほどプレイしたところ、バッテリー消費は約15%だった。公称では約334分(約5.56時間)プレイできるという。

 また、バッテリーを充電せずに本体に直接給電できる「充電分離機能」を備えている。USBケーブルを挿しっぱなしでゲームをプレイしても、バッテリーが発熱せずに劣化を抑えることができるというものだ。REDMAGIC Astraは映像の外部出力にも対応しており、ディスプレイに繋いでコントローラーを使用する場合にも使いやすい機能だろう。

nubia REDMAGIC レッドマジック ゲーミング タブレット REDMAGIC Astra Android バッテリーを介さず本体に給電できる「充電分離機能」を使えば、発熱やバッテリーの劣化を考えずに長時間有線接続で利用できる

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