Synologyは10月8日、同社のNAS向けOSの最新版「DiskStation Manager(DSM) 7.3」を発表した。セキュリティや信頼性の強化に加え、2025年モデルに導入されていたサードパーティー製ドライブの使用制限が緩和される。
Synologyは、2025年にリリースされたNASに対し、互換リストに掲載されたHDDのみをサポートするドライブ互換性ポリシーを導入していた。
信頼性の向上やサポートコストの削減、一貫したユーザー体験の提供を目的としたものだったが、ユーザーからは自由にサードパーティー製ドライブを使えなくなることに対し、反発の声も挙がっていた。
新たにリリースされたDSM 7.3では、この規制が緩和された。2025年モデルのDiskStation Plus、Value、Jシリーズでは、サードパーティー製ドライブのインストールおよびストレージ プールの作成が可能となる。
ただし、M.2ベースのストレージプールやキャッシュの作成には、引き続き互換リストに掲載されているドライブが必要だ。
この他、DSM 7.3では、アクセスパターンに基づいてファイルをストレージ階層間で自動的に移動する「Synology Tiering」機能を導入する。頻繁に使用されるデータを高性能ストレージに、あまりアクセスされないデータをコスト効率の高い階層に移動する。Synology Driveは、共有ラベル、ファイルリクエストの簡素化、ファイルロック機能の強化を導入し、チームコラボレーションを促進するという。
OpenAIは10月6日、ChatGPT内で利用できるアプリ(Apps in ChatGPT)を発表した。EUを除く各国でChatGPTのログインユーザー(Free/Go/Plus/Proプラン)が利用できる。
Apps in ChatGPTは、チャット内でChatGPTがアプリを提案したり、アプリ名を指定して呼び出したりできる。アプリは自然言語で応答し、チャット内で利用できるインタラクティブなインタフェースを持っている。
パイロットパートナーはBooking.com、Canva、Coursera、Figma、Expedia、Spotify、Zillowで、提供地域において英語で利用可能。他のパートナーも2025年後半に順次導入予定で、EU向けにも近く展開される。
Apps SDKプレビュー版を利用すれば、パートナー以外の開発者でもChatGPTアプリの構築とテストが行える。Apps SDK は Model Context Protocol(MCP)を拡張したオープンスタンダード構造で構築されており、インタフェースやチャットロジックを自身で定義し、バックエンドと直接連携できるとのこと。
今後、ChatGPT Business/Enterprise/Edu向けアプリの提供や、アプリ投稿の受け付け、ユーザー向けディレクトリ、アプリ公開条件や収益化方法などの発表を予定しているという。
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