検証に使ったのは、普段使いしている「ONEXPLAYER X1 Mini」だ。これは、8.8型ディスプレイにAMD Ryzen 7 8840Uと32GBメモリを備え、着脱可能なゲームリモコンとキーボードを備えた、ゲームもビジネスもこなせる3in1 PCだ。
インタフェースにUSB 3.2 Standard-A×1基、USB4×2基を備えているので、P10 Game Driveに付属するケーブルをそのまま使える。
下準備として、P10 Game Driveにデジタルカメラで撮影した未加工のデータを200枚(約989MB)、また記事に掲載するような短い動画を複数本保存しておく。ちなみに、写真データをP10 Game Driveに保存するのにかかった時間は14秒だった。
そして、そこから編集作業を行い、読み出しや書き込みにどれだけ時間がかかったかを見てみたい。
P10 Game Driveに保存してある写真を16枚連結したところ、14.1MB、1万9756×1万4892ピクセルの画像を作成できた。作成した画像をP10 Game Driveに保存したところ、かかった時間は約5秒であった。
その画像にテキストや図形を複数挿入し、ファイルサイズが14.3MBと微増したものを別名でP10 Game Driveに保存したところ、約6秒かかった。
PC内ストレージと異なり、1拍置いてから保存されているという印象は拭えないが、5秒や6秒であれば、全くストレスを感じない。そもそもWebメディアへ寄稿する筆者の場合、写真1点の容量は300KB未満に抑えている。10MB超えのデータを保存するということはほぼない。そのため、P10 Game Driveであれば、撮影した写真を取りあえず保存しておき、そこから直接読み出して編集するという使い方が現実的なものであるということが分かった。
たまに発生する動画編集作業についても、リアルで使えるかどうかを試してみたい。29.9MB、84.1MB、96.7MBの動画ファイルを、Adobe Premiere Proを使って各動画にトランジション(クロスディゾルブ)をかけて1本に仕上げていく。作成した約1分尺の動画を保存するのにどれほど時間がかかるかをチェックしたい。
ファイル容量323MB、尺は1分7秒のものが完成し、P10 Game Driveに保存するのにかかった時間は約35秒だった。なお、プロジェクト保存にかかった時間は3秒未満だ。
1分から2分程度の短い動画を扱うのであれば、P10 Game Driveから直接読み出して、完成したものを保存するという運用もありだと感じた。
ウエスタンデジタル、ゲーム用ストレージ「WD_Black」のラインアップを拡充
ウエスタンデジタル、容量6TBの2.5型ポータブルHDDを発表
2026年に36TB超、27年に44TB超のHDDを投入予定 ウエスタンデジタルCEOが語る日本との関係性強化
1ドライブで26TB! Western Digital「WD Red Pro」(WD260KFGX)を試す
「Western Digital(WD)」が「Sandisk」の分離を完了 SSDを含むフラッシュメモリ関連事業を移管Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.