組み立てられたノートPCは、組立ラインとは別の箱詰ラインに送られて、梱包(こんぽう)用の箱に入れられる。箱の組み立てもロボットが行っていて、箱の底部の固定も含めて自動化されており、製品を入れたら1階の出荷工程に回される。
到着した箱は、配送先の地域ごとに分かれたパレットへと積み上げられる。ある程度の数がまとまると、荷崩れしないように箱の上端と下端がビニールテープでグルグルに巻かれる。
この時、箱を積み上げていくのもロボットだ。ロボットの手が箱を優しくつかみ、腕を回転させたり曲げたりしながら積み上げていく。このロボットは、精度を確認した上で導入したせいか、これまで一度も積み上げに“失敗”したことがないという。
箱の積み上げと固定が終わったカートでは、カメラが1つ1つの箱に貼り付けられたステッカーのバーコードを読み取っていく。これにより「送り状」が自動で印刷され、箱を積み上げたカートと共に配送業者に引き渡される。
ビニールテープで荷崩れ防止措置を行ったパレットは、出荷前にカメラ(白く光っているデバイス)で撮影される。このカメラは箱に貼付されたバーコードを読み取っており、それを受注情報と突き合せることで個別の「送り状」が印刷される仕組みだ飯田氏によると、部材の在庫があるという前提条件は付くものの、米沢事業場ではPCの注文を受けてから、最短3日で出荷できる体制が整っているという。他のPCメーカーでは「最短5日」あるいは「最短7日」としていることが多いことを考えると、かなりの短納期だ。
こうしたNECPC(米沢事業場)の生産面における強みを、今後も発展させていく――顧客に対する約束として、NECPCは今後もスマートマニファクチャリングへの取り組みを推進し、さらなる“カイゼン”を続けていくという。
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