カラー電子ペーパーのアートフレーム「SwitchBot AIアートキャンバス」を試してみた AI生成絵画や好きな画像を転送してワンランク上の空間作り「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(3/5 ページ)

» 2025年11月21日 13時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]
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3つのサイズで展開 気になる解像度は

 SwitchBot AIアートキャンバスは3サイズ構成で、さらに詳しく解説すると、7.3型は800×ピクセル(約128ppi)、13.3型は1200×1600ピクセル(約150ppi)、31.5型は2560×1440ピクセル(約93ppi)となります。ppiは「pixel per inch」のことで、1インチ内にいくつピクセルがあるかを示します。つまり、数字が大きければ、より狭い間隔で細かく表示できる、ということですね。

photo 左側はiPad Pro 2018 12.9型モデル。7.3型サイズでも、額縁がキャンバスならではの幅があるので、本体自体は大きいです
photo こちらは「A3ノビ」の印刷写真との比較

 これらのppiがどうかというと、例えば最近のiPhoneは460ppi、iPad Proは264ppi、MacBook Proは254ppiです。よって本当にキレイなディスプレイと比較すると粗いと感じます。

 ただし、ppiは見る距離によって必要な数値が変わります。近くで見れば見るほど、細かいところまで見えるため、スマホの方が高いppiのディスプレイを搭載しています。SwitchBot AIアートキャンバスのppiの感想については、後述します。

電子ペーパーの色合いについて

 SwitchBot AIアートキャンバスの電子ペーパーパネルは「E Ink Spectra 6カラー」というモデルを採用しています。電子ペーパーディスプレイにもいろいろと種類があり、E Ink Spectra 6カラーはフルカラーを実現した点が大きな特徴です。ただし、書き換え速度は遅めで、15秒前後かかります。とはいえアートキャンバス製品には十分なスペックです。この書き換え速度では、Kindleのような電子書籍での利用は難しいですから。

 また、それぞれのモデルの価格が高い部分が気になる方も多いのではないでしょうか。31.5型モデルは約25万円です。しかし、そもそもカラー電子ペーパーは高価です。例えば25.3型のカラー電子ペーパーディスプレイ製品「DASUNG Paperlike Color REVO」は、30万円オーバーです。もちろん中の電子部品やソフトウェアの違いはありますが、SwitchBot AIアートキャンバスだけが特段に高いというわけではありません。

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