会場では、以下のような質疑応答も行われた。
「没入型Visionゴーグルが付属しないバージョンを発売する予定があるか」→「没入型Visionゴーグルは、Antigravity A1の飛ぶ感覚において欠かせないデバイスであるため、セットで販売していく」
「従来型の両手で持つコントローラーを発売するか」→「日本では両手コントローラーで(ドローンの)資格検定を受けている人もいる。将来的な選択肢の1つとして準備を進めている。近いうちに見せられるだろう」
あくまでAntigravity A1は初心者でもすぐ使えるようにという出発点で開発が行われたもので、今後もベテランユーザーの声に耳を傾けながら、新機能をリリースしていくとした。
Antigravity A1は標準バッテリー搭載時の重さが約249gで、多くの国で事前申請なく飛行できる。しかし、日本では2022年6月から100g超のドローンが航空法の規制対象となり、国土交通省に機体登録や申請が必要となる。よって約249g以下という製品のメリットが打ち消されてしまう。
この点について、Kinki氏は「私たちの中でも何度も話し合った議題だ。しかし、Antigravity A1は、一部のドローン好きを対象にしたものではなく、多くの方が“飛ぶ楽しさ”を感じられるものとして開発した製品だ」
「日本のユーザーはドローンに興味がないわけではなく、操作の難しさなどから距離を感じているが多いのではないか。飛ぶ体験を簡単にできるように設計しているため、安全性やルールを大切にしながら、ドローンが初めての人にも空を飛ぶ感覚を感じて欲しい」として、さまざまなハードルを乗り越えてでも、Antigravity A1による飛行体験を多くの人に味わってほしいとアピールした。
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