“ASUS×GoPro”の異色コラボPC「ProArt GoPro Edition」実機レビュー メモリ128GBでLlama 3も動く、約1.3kgのモンスターPC武者良太の我武者羅ガジェット道(2/4 ページ)

» 2026年02月26日 15時00分 公開
[武者良太ITmedia]
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大規模なパラメーターを持つLLMも動かせるハイエンドPC

 プロセッサはデスクトップ用のパフォーマンスに迫る「Ryzen AI MAX+ 395」を搭載しています。GPUとして「Radeon 8060S」を内蔵しており、128GBという広大なメモリ空間をメインメモリ/グラフィックスメモリに割り当てられます。

 グラフィックスメモリには最大96GBまで割り当てが可能なため、ローカル生成AIの活用シーンでも極めて有力なスペックを誇ります。具体的には「Llama 3.1 70B」の8bit量子化版を扱える他、4bit量子化であれば「Mixtral 8x22B(141B)」の動作さえも視野に入ります。

 グラフィックスメモリを多用するクリエイティブアプリを活用したいときにも、頼もしく感じるポイントですね。

photo メモリ割当変更後はシステムの再起動が必要になる必要がある

 ストレージは標準で1TB SSDを搭載しています。ディスプレイは13.3型OLED(2880×1800ピクセル/リフレッシュレート60Hz/タッチ操作対応)です。本体サイズは約298.2(幅)×209.9(奥行き)×15.8〜17.7(高さ)mm、重さは約1.39kgです。このスペックを持ち歩ける薄さ/軽さに収めているのが最大の特徴でしょう。

photo 剛性が高そうに感じる天板デザイン
photo 底面にもProArt/GoProのロゴが入る
photo キーボードの感触はスタンダードなもの

 キーボードは13.3型ノートPCとして標準的なレイアウトですが、特筆すべきはタッチパッドの左上に配置された独自の機構です。

photo タッチパッドの一部にダイヤルスタイルのコントローラーを装備

 円形のデザインが施されたこの部分は、ASUS独自の「DialPad」です。タッチ式のダイヤルコントローラーとして機能し、中心部をタップして機能を切り替え、アプリ内のスライダーなどを直感的に操作できます。

 DialPadはアプリごとにカスタマイズが可能で、映像編集におけるクリップの送りやトリミングといった操作にも対応します。習熟には多少の時間を要するものの、外付けコントローラーを介さずとも、本体のみで編集作業の生産性を劇的に向上させられます。

 F8キーには、コラボモデルの証としてGoProロゴが刻印された「GoPro Hotkey」が配置されています。これは、通常映像や360度映像の再生/編集を行う「GoPro Player」を一瞬で呼び出せる専用のショートカットキーです。

photo キーボードバックライトは、GoProのブランドカラーらしいシアンブルー

 特典として、年2台までのカメラ交換保証や容量無制限のクラウドストレージ(GoPro動画用)、さらに高度な手ブレ補正機能「HyperSmooth Pro」などが利用できる「Premium+」サブスクリプションの6カ月利用権が付属します。このプランは年間99.99ドル(約1万5500円)相当の価値があるため、半年間の無料提供はユーザーにとって大きなメリットといえるでしょう。

photo フルサイズのHDMIポート、microSDメモリーカードスロットも備わる

 インタフェースは、最大40Gbpsの転送と映像出力/PDに対応したUSB4を2ポート備える他、USB Standard-A(10Gbps)、HDMI 2.1出力、3.5mmオーディオコンボジャック、そしてmicroSDメモリーカードリーダーを搭載しています。

 GoProで撮影した素材を、microSDメモリーカードから直接取り込めるワークフローがハードウェアレベルで最適化されている点は、高く評価すべきポイントです。

 5.3Kや360度映像は1クリップのファイルサイズが大きいため、ワイヤレスで転送するには多くの時間がかかりますが、microSDメモリーカードから直接ならば素早くインポート/バックアップが可能です。

photo ASUS Pen 3.0が標準で付属しており、撮影データにクロップやマーキングをペンで直接入れる、という使い方が可能です
photo 付属ACアダプターは200W。USB Power Delivery対応充電器での充電も可能ですが、ProArt GoPro Editionのフルパワーを長時間引き出したいときは、こちらも持ち歩きたいですね

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